ラーブ英EU離脱担当相ら辞任でポンド崩れる

ラーブ英EU離脱担当相ら辞任でポンド崩れる

ドル円はリスク警戒の動きで軟調もNY午後に買い戻し

米株の下げ止まりがドル円の買いを誘う。
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【東京市場】ドル円113円台半ばもみあい

 ドル円は113円台半ばでの推移が続いた。昨日の米株式市場でダウ平均株価が4営業日の続落となったこともあり、朝からリスク警戒の動きが優勢に。

 もっとも、朝一の下げの後は、下げ幅を縮める展開に。香港ハンセン指数、中国上海総合などがしっかりとなるなど、リスク警戒の動きは後退しており、ドル円の下値は限定的に。
 とはいえ上値を試す勢いもなく、25銭ほどのレンジでもみあい。

 昨日の海外市場でブレグジットがらみで乱高下を見せたポンドは、1.30近辺での推移。メイ首相が閣僚をまとめ、閣議決定を取り付けたことを好感した格好。まだ紆余曲折が見込まれ、上値追いには慎重も地合いは堅調。

 ユーロドルは1.13台前半推移。ポンド買いに支えられているが、イタリアの予算問題もあり、警戒感。

【ロンドン市場】ラーブ辞任で急落

 ラーブEU離脱担当相及びヴァラ北アイルランド担当閣外相が辞任。
ブレグジット交渉の行方がいきなり混とんとしてきたことで
ポンド売りが広がる展開。

 ポンドは1.30台から1.27台まで値を落としておりサプライズに大きく反応した。
メイ首相が合意案を閣議決定との先日の報道で安心感が広がった後だけに影響が大きくなった面も。

 ユーロも値幅は小さいものの、ポンド売りにつられて軟調。
ドル円はリスク警戒で円高進行。

【NY市場】振幅

 ポンドは軟調地合いが続き、安値を更新も1.27台は維持。

 ドル円は一時の113.10近辺から113円70銭台を回復など振幅目立つ展開。
米株の買い戻しがNY午後のドル買い円売りを誘った。

【本日の見通し】

 メイ首相がEU離脱草案を閣議決定したことで一服と思われたポンドはラーブEU離脱担当相やヴァラ北アイルランド担当閣外相の辞任もあって一気に警戒が強まりポンドが値を崩した。

 メイ首相の進退、今後のブレグジット動向などが不透明でポンドは当面の先安観が広がる格好に。
 
 米株の戻しもあって、ドル円は安値から値を戻しているが、ポンド円の売りを意識すると、上値では買いにくい展開に。

 ただ、昨日の下げでも113円台を維持するなど、下値での買い意欲を考えると
基調はまだ上方向。

 113円台でのレンジ取引を中心に、ポンド動向をにらむ展開。

【本日の戦略】レンジ意識

 ポンドの下げをどこまで警戒するか。
メイ主張の進退にかかわる状況、また、閣議決定した合意案が議会を通る可能性がほぼなくなった状況だけに当面はポンドの頭が重そう。

 ドル円も上値を買いにくく、デイトレは戻り売りも。
スウィングは少し待っての買いを入れたい。
113円近辺の買いで拾うか、その下112円台半ば手前を拾うか。
112円台半ば割れではきっちりストップ。
ブレグジット交渉次第では大きな売りも。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶ(現ミンカブ・ジ・インフォノイド)グループに入り、現在、minkabu PRESS編集部外国為替情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」スバル舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香出版社など