ポンド安一服

ポンド安一服

ドル売りが優勢でドル円は112円台後半へ
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【東京市場】株安などが重石に

 ドル円は113円台前半での推移。前日のNY市場で113円10銭近辺から113円70円近辺まで上昇した流れを受けて、朝方は113円台半ばを超えた水準での推移となったが、NY市場での株高にもかかわらず、日本株がさえず、株安優勢となる中で、ドル円も113円台前半へ。

 後場に入って、日経の下げが強まったこともあり、午前中の水準を下回るところまで値を落としたものの、値幅自体は限定的。突っ込んだ売りにも慎重な姿勢が見られた。

 昨日急落したポンドドルは1.27台後半での推移。ラーブ英EU離脱担当相らの辞任報道で1.30台から1.27台前半まで値を落とした後、1.27台後半まで戻して東京を迎え、若干調整ムードも1.28を付けきれず。

【ロンドン市場】メイ首相発言でポンド落ち着く

 メイ英首相はロンドンのラジオに出演。
閣外協力しているDUPとの関係は続いているとの発言を行い、閣議決定した離脱協定の議会決定が難しいとの見方に対して牽制を行った。
また、辞任が報じられていたゴーブ環境相が辞任を思いとどまるとの見通しもありポンド売りの流れが一服。
警戒感が続く中で、買い戻しは限定的。

 ドル円はもみ合い。朝方は軟調も、ポンド安一服などがクロス円の買いにつながり
下値を支えた、

【NY市場】ドル売り強まる

 クラリダFRB副議長の世界経済が減速などの発言に売りが強まる展開に。
 113円の大台をあっさりと割り込み112円台での推移。
下げてからの戻しで112円90銭台が重くなるなど、上値の重い展開が続いた。

 ユーロドルやポンドドルなどもしっかりで、ドル安ムードが広がった。
ポンドはゴーブ環境相の辞任撤回などが安心感につながっている。
ユーロドルも、ポンドドルの買いに支えられる格好に。
 

【本日の見通し】調整ムード継続

 米中通商問題、英ブレグジットなど警戒感を誘う材料が継続。
ドル円は先週末に112円台へ値を落とす流れに。

 基調はまだドル買い方向も目先は調整が主体となりそう。

 米中の通商摩擦問題はAPECも過ぎ、月末の米中首脳会談に注目が移る流れに。
トランプ大統領は比較的前向きな姿勢を示しているが、会談での交渉が決裂し、1月からの追加関税実施が見込まれるようになると
もう一段のドル売りも。

 ブレグジット問題は、不信任決議がすぐに決まる情勢ではないとみられ警戒感一服も、買い上げるのは厳しい。

【本日の戦略】押し目買い

 調整ムードは継続。113円が重くなるようだともう一段の下げも。
もっともスウィングとして売りからは入りにくい印象。
112円台半ば手前での買いを狙ってみたい。
買い下がりで112円割れでやめるか、112円台半ば割れですぐにやめるか。
デイトレはレンジを意識しての動き。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶ(現ミンカブ・ジ・インフォノイド)グループに入り、現在、minkabu PRESS編集部外国為替情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」スバル舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香出版社など