米国休場の中ドル高優勢に

忙しい人のサマリー
米国休場の中ドル高優勢に

カナダは中銀声明で追加利上げに慎重で一気に売りが出る展開
-+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–

【東京市場】株が下げ渋り、円安優勢に

 昨日の米株安を受けて、21700円を割りそうになった朝の日経平均の状況から、22000円近くまで一時値を戻すなど、世界的な株安懸念が後退し、リスク警戒感後退での円売りが広がった。
 ドル円は昨日の海外市場で112円台に値を落としてからは、113円ちょうど近辺が重くなっていたが、東京市場午後に113円09銭を付けるなど、大台を回復する動きに。
 ユーロ円が128円台を一時回復するなど、円安が全般に目立つ展開。

 昨日のロンドン市場で一気に買いが入る場面が見られたポンドは、NY市場での一転しての下げを経て、1.2710台で東京朝を迎え、1.2680台へ値を落とす動きに。もっとも、NY市場の安値を付けるには至っておらず、昨日の大きな振幅から比べて落ち着いた動きに。

【ロンドン市場】序盤ドル高優勢も、その後反転

 序盤はドル買いが優勢な展開に。
 ドル円は113円10銭台と、大台をしっかり超える展開となった。
 ユーロドルが1.1320を割り込むユーロ安ドル高となるなど、ドルはほぼ全面高となる展開に。

 EU離脱協定の11日の議会採決での可決が相当悲観的な状況となっているポンドも
対ドルで頭の重い展開となり。1.2670台まで値を落とす流れに。

 しかし、朝方のドル高が一服すると、一転してドル売りの動き。
きっかけはポンドの上昇。
ロンドン勢が参加して来て、武田薬品工業のアイルランドの薬品大手シャイアー(ロンドン及びNasdaq上場)の
大規模買収を臨時取締役会で議決との東京昼頃の報道を改めて材料視した格好となった。

 ポンドドルがロンドン朝方から100ポイント以上上昇し、1.28に迫る動きを見せると、ユーロドルなどでも連れ高となる展開に。
ドル円も高値から値を落として113円割れに。

【NY市場】米国休場の中ドル高、カナダは中銀声明で売られる

 米国市場がブッシュ元大統領の死去の伴う国民追悼の日で休場となる中、ドルはややしっかりの展開に。
 ロンドン市場で買いが入ったポンドドルに対する調整などによるポンド売りドル買いの動きがドル全般の買いにつながった。
 欧州株は朝から軟調となったが、売り一巡後はもみ合いとなっており、NY市場での警戒感にはつながらず。
 政策金利の発表があったカナダは、声明の中でインフレを伴わない追加の成長余地があり得ると示し、今後の利上げに慎重な姿勢を示唆した。
 これを受けて一気にカナダ売りが広がり、ドルカナダは、1.3280台での発表から1.34手前絵まで上昇し、その後も高値圏。

【本日の見通し】ドル高の流れに期待

 ドルの買い戻しが入ったことで、一時の円高警戒感が後退している。
ドル高の動きが期待されるところで、ドル円は113円台前半のもみ合いから、113円半ば超えの動きを期待したいところ。

 円安よりもドル主導の展開か。
来週の英議会でのEU離脱協定採決はかなり絶望的な状況。
ポンド売りの動きが広がっており、ポンドドルやユーロドルでの欧州通貨安ドル高がドル全面高を誘うか。

【本日の戦略】押し目買い

 下値しっかり感が出てきただけに丁寧に下を拾いたい流れに。
ドル円は112円台での買いを意識し、113円台半ばトライに備えたい。

 デイトレはより早めに買いに回りたいところ。 

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶ(現ミンカブ・ジ・インフォノイド)グループに入り、現在、minkabu PRESS編集部外国為替情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」スバル舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香出版社など