調整強まり、ドル売り広がる

調整強まり、ドル売り広がる

米債利回りの低下、米株安、弱い米指標などが重石に

金曜日のユーロ売りに対する調整も
-+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
《12/17 月曜日》    
  ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  113.32  1.1305  128.11
高値  113.52  1.1358  128.59
安値  112.68  1.1299  127.87
終値  112.83  1.1348  128.03
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《12/17 月曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  21506.88 +132.05
DOW   23592.98 -507.53
S&P    2545.94 -54.01
Nasdaq  6753.73 -156.93
FTSE   6773.24 -71.93
DAX   10772.20 -93.57
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《12/17 月曜日の商品市場》
NY原油先物1月限(WTI)(終値)
1バレル=49.88(-1.32 -2.58%)
NY金先物2 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1251.80(+10.40 +0.84%)
–+—+—+—+—+—+—+—+—+-
《12/17 月曜日に発表された主な経済指標》
【英国】
ライトムーブ住宅価格(12月)09:01
結果 -1.5%
予想  前回 -1.7%(前月比)
結果 0.7%
予想  前回 -0.2%(前年比)

【ユーロ圏】
ユーロ圏消費者物価指数・確報値(11月)19:00
結果 1.0%
予想 1.0% 前回 1.0%(コア・前年比)
結果 1.9%
予想 2.0% 前回 2.0%(前年比)
結果 -0.2%
予想 -0.2% 前回 0.2%(前月比)

ユーロ圏貿易収支(10月)19:00
結果 125億ユーロ
予想 140億ユーロ 前回 130億ユーロ(134億ユーロから修正)(季調済)
結果 140億ユーロ
予想 N/A 前回 131億ユーロ(季調前)

【米国】
ニューヨーク連銀製造業景気指数(12月)22:30
結果 10.9
予想 20.0 前回 23.3

対米証券投資(10月)06:00
結果 313億ドル
予想 n/a  前回 308億ドル
–+—+—+—+—+—+—+–+—+-
《12/17 月曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》
【ユーロ圏】
*ポリティコ紙
EUは現協定の6-9か月延長を一方的に宣言へ、合意なき離脱の場合。

*EU
英国の予見されるブレグジットについてこれ以上の協議は行わない。

【米国】
*トランプ米大統領
FEDがいまだに利上げを考えていること、信じられない。

*ナバロ米国家通商会議委員長
米CNBCのインタビュー。
市場のボラティリティの高まりに関してFRBを非難。
1年に3度も利上げを実施するのはクレイジー。
FRBは指標を良く見るべき。
今回は利上げをすべきではない。

*英労働党
もし、議会採決の日程が示されなければ、メイ首相に対する不信任投票を要求。

*メイ英首相
EU離脱合意の議会採決を1月14日の週に実施。
議会採決で否決された場合、他に案はない。
EUに対して英議員から合意への懸念が強まっていることを伝えた。
–+—+—+—+—+—+—+–+—+-
《本日予定されている主な経済指標》

【香港】
失業率(11月)17:30
予想 2.8% 前回 2.8%

【ユーロ圏】
ドイツIfo景況感指数(12月)18:00
予想 101.7 前回 102.0

【米国】
住宅建設許可件数(11月)22:30
予想 126.0万件 前回 126.3万件

住宅着工件数(11月)22:30
予想 123.0万件 前回 122.8万件

【NZ】
経常収支(第3四半期)19日6:45
予想 -59.35億NZドル 前回 -16.19億NZドル

☆-★-☆-★-☆-★-☆-★-☆-★-☆-★-☆-

【東京市場】ドル円は113円台半ばでしっかり

 ドル円は113円台半ばでの推移が続いた。先週末の海外市場で株安の動きが重石となり、円高が進行した後を受けての週明けの市場。朝方は先週末終値に近い、頭の重い展開となったが、その後はしっかりの展開に。
 東京株式市場で日経平均がプラス圏で始まり、振幅しながら150円超の上昇を見せる堅調な動きとなったことで、リスク警戒の姿勢が後退。ドル円、クロス円での円売りを誘った。

 先週末の海外市場で経済指標の弱さから売りが広がったユーロは対ドルでもみ合い。1.1310近辺での動きが続いた。対円では円安の流れもあってじりじりと上昇する流れで128円30銭台まで。

 ポンドは朝方やや不安定も、その後は対ドルで膠着。

【ロンドン市場】ドル売り強まる

 米債利回りの低下がみられ、ドル売りが強まる展開に。
ユーロドルやポンドドルでのドル売りが目立った。
週末の動きに対する調整が入った格好。
FOMCを前に一方向の動きへの警戒感が広がった。

 ドル円は113円台前半での推移。

【NY市場】FOMC前にドル売り強まる

 FOMCを前にした調整が加速した。
NY連銀景況指数の弱さがきっかけ、
トランプ大統領がFOMCの利上げを改めて批判したことも重石となっている。

 ドル円は直近のサポートであった113円

【本日の見通し】FOMCにらみ警戒感

 ドルに対する調整が目立つ展開に、今日明日のFOMCについて
トランプ大統領が昨日利上げを改めて批判。
先日の利上げは「ばかげている」(foolish)に続いて、昨日は「信じられない」(incredible)と
表現。
 さらにナバロNTC議長がFRBが自身の独立性を示すためだけの利上げは不当とけん制。

 こうした中で昨日はポジション調整の動きが強まる展開に。
金利市場の織り込みは依然として利上げが圧倒的に優勢となっており、
利上げ見通し自体は継続も、一部で据え置きが意識されたことで、調整の動きに。

 実際に利上げされた場合でも、声明やメンバーの金利見通し次第で値を落とす可能性があり
ドル買いに慎重な動きが広がっている。
今日、そして明日のFOMC発表前まではこうした状況が続きそう。
ドル円は頭の重い展開も。

【本日の戦略】戻り売り

 調整意欲が強く明日のFOMCまでは買いにくいか。
基本はレンジ取引とみられるだけに、
無理は禁物もデイトレは113円近辺ではいったん売りも
スウィングは少し待ってFOMCの結果を見てみたいところ。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶ(現ミンカブ・ジ・インフォノイド)グループに入り、現在、minkabu PRESS編集部外国為替情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」すばる舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香ビジネスなど メールマガジン「外国為替ディーラーの心の中」( https://www.mag2.com/m/0000094647.html )を毎営業日朝に好評配信中