雇用統計好結果、米株高もあってドル買い円売り広がる

雇用統計好結果、米株高もあってドル買い円売り広がる

パウエル議長は非政治的立場を強調し一時ドル売り
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《1/4 金曜日》    
  ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  107.68  1.1394  122.67
高値  108.59  1.1419  123.86
安値  107.52  1.1346  122.59
終値  108.51  1.1395  123.64
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《1/4 金曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  19561.96 -452.81
DOW   23433.16 +746.94
S&P    2531.94 +84.05
Nasdaq  6738.86 +275.35
FTSE   6837.42 +144.76
DAX   10767.69 +351.03
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《1/4 金曜日の商品市場》
NY原油先物2月限(WTI)(終値)
1バレル=47.96(+0.87 +1.85%)
NY金先物2 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1285.80(-9.00 -0.70%)
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《1/4 金曜日に発表された主な経済指標》
【英国】
ネーションワイド住宅価格指数(12月)16:00
結果 -0.7%
予想 0.1% 前回 0.4%(0.3%から修正)(前月比)
結果 0.5%
予想 1.5% 前回 1.9%(前年比)

非製造業PMI(購買担当者景気指数)(12月)18:30
結果 51.2
予想 50.7 前回 50.4

【ユーロ圏】
ドイツ失業率(12月)17:55
結果 5.0%
予想 5.0% 前回 5.0%
  
ドイツ失業者数(12月)17:55
結果 -1.4万人
予想 -1.3万人 前回 -1.6万人

ドイツ非製造業PMI(購買担当者景気指数)(確報値)(12月)17:55
結果 51.8
予想 52.5 前回 52.5

ユーロ圏非製造業PMI(購買担当者景気指数)(確報値)(12月)18:00
結果 51.2
予想 51.4 前回 51.4

ユーロ圏消費者物価指数(HICP)(概算値速報)(12月)19:00
結果 1.0%
予想 1.0% 前回 1.0%(コア・前年比)
結果 1.6%
予想 1.7% 前回 2.0%(前年比)

ユーロ圏生産者物価指数(11月)19:00
結果 -0.3%
予想 -0.2% 前回 0.8%(前月比)
結果 4.0%
予想 4.2% 前回 4.9%(前年比)

【カナダ】
雇用統計(12月)22:30
結果 0.93万人
予想 1.00万人 前回 9.41万人(雇用者数)
結果 5.6%
予想 5.7% 前回 5.6%(失業率)

鉱工業製品価格(11月)22:30
結果 -0.8%
予想 0.0% 前回 0.2%(鉱工業製品価格・前月比)
結果 -11.7%
予想  前回 -2.3%(-2.4%から修正)(原材料価格指数・前月比)

【米国】
雇用統計(12月)22:30
結果 31.2万人
予想 18.4万人 前回 17.6万人(15.5万人から修正)(非農業部門雇用者数)
結果 3.9%
予想 3.7% 前回 3.7%(失業率)

EIA週間石油在庫統計(バレル・前週比)5日1:00 
原油 +0.7万(4億4142万)
ガソリン +689万(2億4000万)
留出油 +952.9万(1億2943万)
(クッシング地区)
原油 +64.1万(4193万)
*()は在庫総量

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《1/4 金曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》
【日本】
*浅川財務官
為替市場は薄商いのなかで動いている。基本的に円がじわじわと買われている状況。
円買いの背景に投機的な動きがないかを注視している。
(財務省と金融庁・日銀との)三者会合について、今のところ予定していないが相場次第。

【中国】
*米中次官級協議を今月7日8日に実施

*中国人民銀行
銀行の預金準備率を1%ポイント引き下げ。

【米国】
*1月29日に一般教書演説

*サンダース米報道官
米政府機関閉鎖は大統領が国境の安全を獲得するまで続くだろう。

*メスター・クリーブランド連銀総裁
米金融当局は市場や景気見通しを考慮する必要がある。
米金融当局は中立政策金利の範囲に入っているとみている。
米経済成長は2018年の3%よりは減速しているが、リセッションはすぐ来ないだろう。

*パウエルFRB議長
米経済指標は新年に入っても良好なモメンタムに向いている。
2018年は良い年だった。
雇用統計は力強かった。
賃金データを歓迎。インフレ懸念を高めてはいない。
FRBは辛抱強くいられ柔軟に政策を進める。
FRBはリスク巡る市場の懸念に注意深く耳を傾けている。
必要ならバランスシート縮小の政策を変更できる。
大統領に求められても辞任しない。
FRBのDNAには非政治の文化が強い。

*トランプ大統領
議会指導部との会談は生産的だった。
雇用の伸びは信じられない。
中国との貿易協議は順調に行っている。
低水準のガソリン価格はインフレがないことを意味している。
民主党は港の国境強化には合意した。
週末の国境警備に関する会合はうまく行くことを期待。
壁予算の確保のため非常事態宣言を検討。
中国と合意できると考えている。
アップルや株式市場については懸念していない。
アップルは中国ではなく米国で製造すべき。

*クドロー米国家経済会議(NEC)委員長
人々が労働市場に流れ込んでいる。
景気後退の気配はない。
トランプ大統領とパウエルFRB議長の会談の詳細は決まっていない。
率直な意見のやり取りが好ましい。

*ボスティック・アトランタ連銀総裁
FRBのバランスシートの縮小方針を支持
バランスシートの縮小は不透明性を回避するようデザイン。
政策の道筋は確定しているわけではない。
予想外の出来事に対応可能。

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《本日予定されている主な経済指標》

【ユーロ圏】
ドイツ製造業受注(11月)16:00
予想 前回 0.3%(前月比)
予想 前回 -2.7%(前年比)

ユーロ圏小売売上高(11月)19:00
予想 前回 0.3%(前月比)
予想 前回 1.7%(前年比)

【米国】
ISM非製造業景気指数(12月)8日0:00
予想 60.0 前回 60.7

耐久財受注・確報値(11月)8日0:00
予想 前回 0.8%(前月比)
予想 前回 -0.3%(輸送除くコア・前月比)

【カナダ】
Ivey購買担当者景況感指数(12月)8日0:00
予想 前回 57.2

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【東京市場】振幅目立つ

 3が日明けの東京市場。3日アジア市場早朝での急激な円高進行もあって警戒感が広がる中、朝方いったんは108円近くまで回復。その後、日経平均の大きな下げもあって、107円台半ばまで値を落としたものの、中国・香港株の下げ渋りからの上昇を受けて再びドル買い円売りが広がり、108円40銭台まで一時回復する動きを見せた。
 
 マイナス圏で始まった香港ハンセン指数や中国上海総合指数が1%以上の上昇を見せるなど、株安の動きが一服し、リスク警戒感が強まったこともあって、ドル円も値を戻していたが、欧州勢の参加を前に利益確定の動きも広がり、108円10銭近辺まで値を戻すなど、変動の激しい展開が続いた。

【ロンドン市場】雇用統計待ち

 雇用統計待ちで動きが落ち着く展開に。
東京市場で見られた米債利回りの上昇が落ち着き、
ドル円はもみ合いに。
米中通商摩擦問題に関して次官級協議が決まったことなどが好感されたものの
上値を抑えられる形で108円ちょうど近辺でのもみ合いに。

【NY市場】雇用統計でドル買い

 注目の米雇用統計は予想を大きく上回る雇用増を記録した。
これをうけて、ドル買い円売りの動きが強まり、ドル円は108円台半ば超えまで。
パウエル議長が辞任を否定し、非政治的な姿勢を強調したことなどで
ドル売りが入る場面も見られたが、108円台を維持すると、
その後の米株高もあって、108円台半ば近辺で週の取引を終えている。

 ユーロドルは雇用統計後に1.1350割れも、
パウエル議長発言で1.14台回復の往って来いに。

【本日の見通し】米雇用統計など受けてのドル買い期待膨らむ

 先週末の米雇用統計は予想を大きく超える好結果となった。
平均時給も強く、ドル買いが広がる展開に。
ドル円は108円台半ば超えまで上昇。
その後の調整局面も108円台を維持で地合いの強さが意識される展開に。

 ドル円は108円台半ばでのもみ合いから上を期待する展開。
年末年始のドル売り円買いに110円をしっかり割り込んで以降
上値の重さが意識されているが、
雇用統計の好結果が状況を変化させるか。
米中通商摩擦問題や米連邦政府機関閉鎖などのリスク材料の動向にも要注意。
状況が好転すると一気のドル買いも。
 

【本日の戦略】押し目買い

 108円台を維持してNY市場で推移した流れが大きく
上値期待の展開となりそう。
とはいえ、108円台半ばからを突っ込んで買いに回るだけの勢いが出るかは微妙なところ。
出来れば少し押し目を待って108円台前半を丁寧に拾いたいところ。
デイトレは打診買いからの回転も。
108円割れではストップ。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶ(現ミンカブ・ジ・インフォノイド)グループに入り、現在、minkabu PRESS編集部外国為替情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」すばる舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香ビジネスなど メールマガジン「外国為替ディーラーの心の中」( https://www.mag2.com/m/0000094647.html )を毎営業日朝に好評配信中