ドル高円安強まる、米中関連報道など支え

ドル高円安強まる、米中関連報道など支え

英EU離脱関連は材料一服で様子見
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《1/17 木曜日》    
  ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  109.09  1.1392  124.28
高値  109.40  1.1406  124.68
安値  108.69  1.1370  123.74
終値  109.26  1.1389  124.42
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《1/17 木曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  20402.27 -40.48
DOW   24370.10 +162.94
S&P    2635.96 +19.86
Nasdaq  7084.46 +49.77
FTSE   6834.92 -27.76
DAX   10918.62 -12.62
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《1/17 木曜日の商品市場》
NY原油先物2月限(WTI)(終値)
1バレル=52.07(-0.24 -0.46%)
NY金先物2 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1292.30(-1.50 -0.12%)
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《1/17 木曜日に発表された主な経済指標》
【英国】
RICS住宅価格指数(12月)09:01
結果 -19.0%
予想 -13.0% 前回 -11.0%

【香港】
失業率(12月)17:30
結果 2.8%
予想 2.8% 前回 2.8%

ユーロ圏】
ユーロ圏消費者物価指数・確報値(12月)19:00
結果 1.0%
予想 1.0% 前回 1.0%(コア・前年比)
結果 0.0%
予想 0.0% 前回 -0.2%(前月比)
結果 1.6%
予想 1.6% 前回 1.6%(前年比)

【米国】
新規失業保険申請件数(01/06 – 01/12)22:30
結果 21.3万件
予想 22.0万件 前回 21.6万件(前週比)

フィラデルフィア連銀景況指数(1月)22:30
結果 17.0
予想 9.5 前回 9.4

【南アフリカ】
中銀政策金利(1月)22:12
結果 6.75%
予想 6.75% 前回 6.75%
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《1/17 木曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》
【日本】
*黒田日銀総裁
高齢化や人口減少は経済成長を阻害するかの答えはYesorNo
少子高齢化の中でどうやって社会保障を維持していくか、各種の取り組みに不断の見直し必要。
高齢化の金融政策や金融システムへの影響、自然利子率が低下すれば、実質金利にも低下圧力。
中央銀行は「ゼロ金利制約」に直面するリスクが増す。
金融機関のリスクプロファイルが大きく変化する可能性。

【ユーロ圏】
*ラウテンシュレーガーECB理事 
経済の状況は依然としてECB見通しに沿っている。
利上げ見通しの変更には3月予測を待つ必要。
利上げ見通しは多分にデータ次第の面がある。
利上げ開始時期について検討する必要。
ECBには複数の主要金利があり、唯一のものではない。

*EU報道官
英国からはまだ50条の延長について要請されていない。

【英国】
*英中銀信用状況報告
不動産需要が低下、一段と下げる可能性。
無担保ローンへの需要は上昇、クレジットカードが支える。

【米国】
*米政府が対中関税引き下げを検討との報道
市場を落ち着かせるため米政府が、対中関税引き下げを検討。
ムニューシン米財務長官が提案。
ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が伝える。
米財務省はその報道を否定。

*クオールズFRB副議長(銀行監督担当)
インフレは非常に良く抑制されている。
低インフレで力強い雇用は、非常に良い環境。
一部の中国と欧州の指標が若干の成長鈍化を示す。
一部の世界経済の弱さは一時的かもしれない。
市場は景気の下振れリスクにに同調。
一部の株式市場に過大評価がある見ている。
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《本日予定されている主な経済指標》

【日本】
全国消費者物価指数(12月)8:30
予想 0.3% 前回 0.8%(前年比)
予想 0.8% 前回 0.9%(生鮮食品除くコア・前年比)

鉱工業生産・確報値(11月)13:30
予想 N/A 前回 -1.1%(前月比)
予想 N/A 前回 1.4%(前年比)

設備稼働率(11月)13:30
予想 N/A 前回 4.0%(前月比)

【ユーロ圏】
ユーロ圏経常収支(11月)18:00
予想 N/A 前回 230億ユーロ(季調済)

【英国】
小売売上高(12月)18:30
予想 -0.8% 前回 1.4%(前月比)
予想 3.6% 前回 3.6%(前年比)

【カナダ】
消費者物価指数(12月)22:30
予想 -0.4% 前回 -0.4%(前月比)
予想 1.7% 前回 1.7%(前年比)

【米国】
鉱工業生産(12月)23:15
予想 0.2% 前回 0.6%(前月比)

設備稼働率(12月)23:15
予想 78.5% 前回 78.5%(前月比)

ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値(1月)19日0:00
予想 96.9 前回 98.3

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【東京市場】ドル円109円ばさみ

 17日の東京市場でドル円は109円を挟んだ展開に。米株高やメイ英首相の不信任決議否決の影響でNY市場夕方に109円台まで持ち上げられて迎えた東京朝の市場。ポジション調整の動きに押される形で大台を割り込むと、午前中に108円84銭まで値を落とす展開となった。

 プラス圏で始まった日経平均がマイナスに転じるなど、株安の動きが優勢になったこともドル円クロス円の重石となっていた。

 もっともアジア株式市場で中国株の買い戻しが強まると、ドル円、クロス円でも買い戻しがやや優勢に。東京株式市場も下げ幅を縮めて後場を迎え、日経平均が瞬間プラス圏を回復するなど、一時の軟調地合いが収まったことで、落ち着いた展開に。

 もっとも109円台を積極的に買い上げるだけの勢いには欠けた。

 メイ首相の不信任決議否決を受けてNY市場夕方に1.29手前まで上昇したポンドドルは1.2980台を中心にしたもみ合いから、午後に入って少し売りが入り1.2960台に。上値の重さにポジション調整が入った格好。

【ロンドン市場】ドル円108円台後半

やや様子見ムード。
ロンドン株の軟調地合いもあり東京午後の調整ムードのままに108円台後半へ。
その後の戻りも鈍い展開が続いた。
 
 ドル売りの動きが優勢でユーロドルやポンドドルなどは上昇したこともあり
クロス円は比較的しっかり。

 ポンドは材料一服で様子見。週明けの修正案提出待ちという雰囲気に。

【NY市場】米国が対中関税を引き下げるとの一部報道が支え

 一部報道で米国が通商摩擦問題解消に向けて中国との関税引き下げ検討との報道に
ドル円が109円40銭近辺を付けるなどドル高円安に。
米政府は否定したものの戻りは鈍く
しっかりとした展開が続いている。

 ポンドの買い戻しが強まり一時1.30近辺に。
二度目の国民投票への動きの観測などが押し上げにつながっている。

【本日の見通し】ドル買い基調継続へ

 ドル買い基調が継続。
ブレグジットがらみの警戒感が後退し
ドル買い円売りの基調へ復する展開に。
米中通商摩擦問題については、いろいろな報道が出ているが
基本的には今月末の劉鶴副首相の訪米待ちという印象で
目先の材料となりにくい面も。

 ポンドは21日のメイ首相の修正案待ち。
週末のメイ首相の動きなどを確認したいところで
基本は上方向も、突っ込んだ動きにはなりにくいか。

 株高の動きが一服しそうな流れで
その点は要注意。

【本日の戦略】押し目買い

 基本は押し目買い
週末ということもあり、突っ込んだ買いは避けたい。
109円ちょうどから108円台後半にかけての買いを狙いたいところ。
110円に向けた動きも、手前にはまだ売り意欲が意識がされる。
デイトレは早めの買いをいったん利益確定させての回転を意識も、
上方向の売りの厚さ次第。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶ(現ミンカブ・ジ・インフォノイド)グループに入り、現在、minkabu PRESS編集部外国為替情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」すばる舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香ビジネスなど メールマガジン「外国為替ディーラーの心の中」( https://www.mag2.com/m/0000094647.html )を毎営業日朝に好評配信中