米株安からのドル安進行

米株安からのドル安進行

米企業決算の弱さが売りを誘う

ポンドは29日の採決前にポジション調整の動き

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《1/28 月曜日》    
  ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  109.54  1.1407  124.92
高値  109.60  1.1444  125.04
安値  109.16  1.1390  124.60
終値  109.35  1.1428  124.95
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《1/28 月曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  20649.00 -124.56
DOW   24528.22 -208.98
S&P    2643.85 -20.91
Nasdaq  7085.69 -79.18
FTSE   6747.10 -62.12
DAX   11210.31 -71.48
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《1/28 月曜日の商品市場》
NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=51.99(-1.70 -3.17%)
NY金先物4月限(COMEX)(終値)
1オンス=1309.30(+5.10 +0.39%)
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《1/28 月曜日に発表された主な経済指標》
【香港】
貿易収支(12月)17:30
結果 -512億香港ドル
予想 -575億香港ドル 前回 -450億香港ドル

【NZ】
貿易収支(12月)06:45
結果 2.64億NZドル
予想 1.50億NZドル 前回 -9.55億NZドル(-8.61億NZドルから修正)
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《1/28 月曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【米国】
*トランプ米大統領
交渉で57億ドルを下回る予算を受け入れることはないと思う。
2月15日までに合意を作り上げる可能性、50%未満だと思う。
政府機関の再度閉鎖の可能性、選択肢の1つであることは確かだ。

*マルバニー米大統領首席報道官代行
2月15日の期限までに合意できない場合、再度の閉鎖の可能性を排除できない。
誰も政府機関閉鎖を望んでおらず、それは望ましい結果ではない。

*米2年債入札結果
最高落札利回り 2.600%(WI:2.606%)
応札倍率    2.56倍(2.31倍)

*米5年債入札結果
最高落札利回り 2.576%(WI:2.582%)
応札倍率    2.41倍(前回2.09倍)

*ムニューシン米財務長官
米中貿易協議の主題は「実行」。
中国と生産的な議論を行ってきた。
トランプ大統領が協議の最後に劉鶴副首相と会談。

ユーロ圏】
*ドラギECB総裁
直近のデータは弱さが続いている。
不透明感の継続がセンチメントを圧迫。
保護主義の脅威が見通しを圧迫。
かなりの金融緩和策が依然として必要。
必要なら全ての手段を調整する用意。
ECBとFRBの金融政策を容易に比較することはできない。
もし、事態が非常に悪化なら政策手段を再び使用できる。

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《本日予定されている主な経済指標》

【米国】
S&Pケースシラー住宅価格(11月)23:00
予想 4.90% 前回 5.03%(20都市・前年比)

コンファレンスボード消費者信頼感指数(1月)30日0:00
予想 124.6 前回 128.1

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【東京市場】ドル売りがやや優勢も値幅限定的

 週明け28日の東京市場で、ドル円は109円台前半と先週末と比べてややドル安円高圏の推移となった。早朝の市場でややドル高が優勢な展開を見せたものの、その後はドル売りの動きが優勢に。

 先週後半の市場で110円ちょうど近辺が重く、24日木曜日の市場で110円ちょうど近辺、25日金曜日のNY市場で109円90銭台を二度と、高値トライの局面を110円近辺の売りに抑えられたことで、いったん上値一服のムードに。軟調な東京株式市場動向もドル円の重石となった。

 もっとも、午前中に109円20銭台を付けた後はもみ合いが中心。戻りは109円台半ばが重くなっており、109円30銭台を中心とした推移に。

 午前中に中国株が上昇を見せ、上海総合の上げ幅が1%を超えたことなど

 朝方英紙サンがメイ首相が閣僚に非公式に合意なき離脱排除方針を語ったと報じ、ポンド買いの動きも、値幅は限定的。その後はもみ合いとなっている。

【ロンドン市場】ポンドは調整

 ポンド売りの動きが優勢に。
東京朝の英紙サン報道でもポンド買いが目立たず頭の重さが意識される展開に。
29日のメイ首相によるEU離脱協定改定案(プランB)の採決を前にポジション調整の動きが広がった。
もっとも今回の採決はEU離脱協定そのものではなくプランBの基本方針を認証するかどうかというもの。
実際の協定としての採決は2月以降となる。
(一部で2月13日の報道も、首相が否定、13日までに改定案提示がなければ、進展具合を報告し声明を発表としている)

 ドル円はやや頭の重い展開に。
ユーロドルは方向性に欠けるもみ合い。
共に値幅は限定的で今週のFOMC雇用統計などのイベントをにらむ展開。

【NY市場】米決算弱く株安ドル安

 NY朝に発表のキャタピラーとエヌヴィディアの決算の弱さに米株安からドル売りの動きが広がった。

 ドル円は一時109円10銭台まで値を落とす展開がみられた。
その後やや値を戻したものの、頭の重い展開が続いた。

 米議会予算局は2019年の米経済見通しを発表。
米連邦政府機関閉鎖の影響でGDPが0.2%押し下げられると示した。

 ドル全面安の流れの中でユーロドルは一時1.1440近辺まで。

【本日の見通し】109円台でのレンジ取引も上値に重さ

 109円台を維持しており、レンジ取引の流れが継続。
基調は上方向との流れは変わらず。
下がったところでは買いが出る流れとなっている。

 米決算の弱さが米株売りを誘い、リスク警戒感がやや高まっておりいったんは109円割れの意識も出てきた。
中南米ベネズエラの混乱が朝の米財務省のベネズエラ国営石油会社(PSVSA)への制裁発表でさらに強まるとの見通しが強まっており、政治リスクも意識されるところ。

 基本は109円台でのレンジ取引も、いったん調整の可能性。

【本日の戦略】押し目買い基本も慎重に

 流れは押し目買いも、リスク警戒の動きがやや強まっており
戻りも鈍いだけに要注意という展開に。
ドル円は109円割れの可能性も意識されるところで、
買いには慎重。
デイトレは109円台で拾って大台割れでいったん止めて
次の回転を狙うという手もありそう。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶ(現ミンカブ・ジ・インフォノイド)グループに入り、現在、minkabu PRESS編集部外国為替情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」すばる舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香ビジネスなど メールマガジン「外国為替ディーラーの心の中」( https://www.mag2.com/m/0000094647.html )を毎営業日朝に好評配信中