ドル全面高基調続く、ドル円は111円台に

ドル全面高基調続く、ドル円は111円台に

NZドル、中銀声明、総裁会見で上昇。
消極姿勢目立たず、当面の据え置き示唆

-+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
《2/13 水曜日》    
  ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  110.48  1.1326  125.13
高値  111.05  1.1342  125.54
安値  110.43  1.1260  125.00
終値  111.01  1.1261  125.00
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《2/13 水曜日の主要株式指数》
日経  21144.48 +280.27
DOW   25543.27 +117.51
S&P    2753.03 +8.30
Nasdaq  7420.38 +5.76
FTSE   7190.84 +57.70
DAX   11167.22 +41.14
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《2/13 水曜日の商品市場》
NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=53.90(+0.80 +1.51%)
NY金先物4月限(COMEX)(終値)
1オンス=1315.10(+1.10 +0.08%)
–+—+—+—+—+—+—+—+—+-
《2/13 水曜日に発表された主な経済指標》

【韓国】
失業率(1月)8:00
結果 4.4%
予想 3.8% 前回 3.8%

【日本】
国内企業物価(1月)08:50
結果 0.6%
予想 1.0% 前回 1.5%(前年比)
結果 -0.6%
予想 -0.2% 前回 -0.6%(前月比)

【NZ】
NZ中銀政策金利 10:00
結果 1.75%
予想 1.75% 現行 1.75%

【英国】
消費者物価指数(1月)18:30
結果 -0.8%
予想 -0.7% 前回 0.2%(前月比)
結果 1.8%
予想 1.9% 前回 2.1%(前年比)
結果 1.9%
予想 1.9% 前回 1.9%(コア・前年比) 

生産者物価指数(1月)18:30
結果 -0.1%
予想 0.2% 前回 -1.6%(-1.0%から修正)(仕入・前月比)
結果 2.9%
予想 3.8% 前回 3.2%(3.7%から修正)(仕入・前年比)
結果 0.0%
予想 0.0% 前回 -0.3%(出荷・前月比)
結果 2.1%
予想 2.2% 前回 2.4%(2.5%から修正)(出荷・前年比)
結果 0.4%
予想 0.2% 前回 0.1%(0.2%から修正)(出荷・コア・前月比)
結果 2.4%
予想 2.3% 前回 2.4%(2.5%から修正)(出荷・コア・前年比)

小売物価指数(1月)18:30
結果 -0.9%
予想 -0.8% 前回 0.4%(前月比)
結果 2.5%
予想 2.6% 前回 2.7%(前年比)
結果 2.5%
予想 2.6% 前回 2.7%(前年比・除くモーゲージ利払い)

ユーロ圏】
鉱工業生産指数(12月)19:00
結果 -0.9%
予想 -0.4% 前回 -1.7%(前月比)
結果 -4.2%
予想 -3.3% 前回 -3.0%(-3.3%から修正)(前年比)

【南アフリカ】
小売売上高(12月)20:00
結果 -1.4%
予想 2.5% 前回 2.9%(3.1%から修正)(前年比)

【ブラジル】
小売売上高(12月)20:00
結果 0.6%
予想 3.5% 前回 4.5%(4.4%から修正)(前年比)

【米国】
MBA住宅ローン申請指数(02/02 – 02/08)21:00
結果 -3.7%
予想 N/A 前回 -2.5%(前週比)

消費者物価指数(1月)22:30
結果 0.0%
予想 0.1% 前回 0.0%(-0.1%から修正)(前月比)
結果 0.2%
予想 0.2% 前回 0.2%(コア・前月比)
結果 1.6%
予想 1.5% 前回 1.9%(前年比)
結果 2.2%
予想 2.1% 前回 2.2%(コア・前年比)

EIA週間石油在庫統計(バレル・前週比)14日0:30 
原油 +363.3万(4億5084万)
ガソリン +40.8万(2億5830万)
留出油 +118.7万(1億4020万)
(クッシング地区)
原油 -101.6万(4161万)
*()は在庫総量

–+—+—+—+—+—+—+–+—+-
《2/13 水曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【米国】
*トランプ大統領
与野党合意の予算案、しぶしぶ署名へ 関係者筋

*メスター米クリーブランド連銀総裁
今後の政策金利の変化については様子見(WAIT and SEE)の状態
自身の見通しに基づけば金利は若干上昇の必要。
1月のFOMCでの決定について、完全に支持する。
今後の会合でバランスシート調整についてみていく
米経済は依然として非常に堅調
米国の財政赤字は持続可能な道ではない
労働市場はタイト
金利見通しを示すFOMCでのドットプロットはFRBの金融政策ポリシーの理解に役立つ
ドットプロットの不確実性についてよりよく運営していく必要
バランスシートの調整はゆっくり徐々に
第4四半期の市場の変動はバランスシートの問題とは別
景気が鈍化しているという証拠はない。
バランスシート調整ポリシーの変更、必要であれば行う
インフレ期待は良い形で維持されている。
物価上昇圧力が高まっているという証拠はない。

*ジョージ・カンザスシティー連銀総裁
過去の例と比べて現在の経済はとても違っている。
米経済はとても良い状況

*トランプ大統領
予算案に地雷がないか探している。
閉鎖になればひどい事になり、それは望まない。
中国との協議は順調に行っていると思っている。

*メスター・クリーブランド連銀総裁
自身の予想では景気後退はない。
賃金上昇はインフレを引き起こしていない。
労働市場の動向はインフレ圧力になっていない。
米国は恐らく最大雇用を若干上回っている。
熟練労働者に賃金上昇が見られる。
全ての水準に渡って雇用不足が見られる。
これは経済にとっては良い事。

*ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁
今年1回、来年1回の利上げが適切。
金利に関しては様子見のムードの中、喜んで辛抱できる。
19年と20年のインフレは2%を若干上回る水準での推移見込む。
19年のGDPは2%を上回る水準を見込む。
第1四半期は1.5%を予想。

*ボスティック・アトランタ連銀総裁
金融政策をどの様にすべきか自身の見解は変わっていない。
経済がどの様に推移するか様子を見るべき。
我々は拙速に行動してないと確信する必要がある。
企業のリーダーは不確実性を強め、神経質になっている。
中立金利に対して時間をかけることができる。

【NZ】
*NZ中銀声明
インフレ見通しは上方向に下方向にも
2019年、2020年を通じて、金利を維持する見込み
2021年初めには利上げへ
低い物価上昇が緩和的な金融政策ポリシーを余儀なくさせる
2%への物価の到達2020年第4四半期に
雇用は持続可能で最大に近づいている。

*オア中銀総裁
利下げの可能性が高まっていない
金利に関するリスクはバランスしている

*オア中銀総裁
議会で証言
金利見通しに対するリスクは均衡。
家計の消費はより慎重になる可能性。
家計の消費は住宅価格の伸び悩みを反映。
-+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
《本日予定されている主な経済指標》

【日本】
GDP・一時速報値(第4四半期)8:50
予想 +0.4% 前回 -0.6%(前期比)
予想 +1.4% 前回 -2.5%(前期比年率)
GDPデフレータ
予想 -0.4% 前回 -0.3%(前年比)

【英国】
RICS住宅価格指数(1月) 09:01
予想 -20.0% 前回 -19.0%

【インド】
卸売物価指数(1月) 15:30
予想 3.70% 前回 3.80% (前年比)

フランス】
失業率(第4四半期)15:30
予想 9.1% 前回 9.1%

【ドイツ】
実質GDP(速報値)(第4四半期)16:00
予想 +0.1% 前回 -0.2%(前期比)
予想 +0.8% 前回 +1.1%(前年比)

【トルコ】
鉱工業生産指数(12月)16:00
予想 NA 前回 -0.3%(前月比)
予想 -7.5% 前回 -6.5%(前年比)

経常収支(12月)16:00
予想 -15.0億ドル 前回 +9.9億ドル

【スイス】
生産者輸入価格(1月)16:30
予想 -0.4% 前回 -0.6%(前月比)

【ユーロ圏】
実質GDP(改定値)(第4四半期)19:00
予想 +0.2% 前回 +0.2%(前期比)
予想 +1.2% 前回 +1.2%(前年比)

【カナダ】
製造業売上高(12月)22:30
予想 +0.4% 前回 -1.4%(前月比)

新築住宅価格指数(12月)22:30
予想 0.0% 前回 0.0%(前月比)

【米国】
新規失業保険申請件数(9日までの週)22:30
予想 22.5万件 前回 23.4万件(前週比)

生産者物価指数(1月)22:30
予想 0.2% 前回 -0.2%(前月比)
予想 2.1% 前回 2.5%(前年比)
予想 0.2% 前回 -0.1%(食品エネルギー除くコア・前月比)
予想 2.5% 前回 2.7%(食品エネルギー除くコア・前年比)

小売売上高(12月)22:30
予想 0.1% 前回 0.2%(前月比)
予想 0.0% 前回 0.2%(自動車除くコア前月比)

企業在庫 (11月)15日 0:00
予想 0.2% 前回 0.6%(前月比)

☆-★-☆-★-☆-★-☆-★-☆-★-☆-★-☆-

【東京市場】NZドル高優勢

 ドル円は一時110円70銭を付けるなど、ドル高円安基調が継続した。株高の動きなどが円安を誘う展開に。日経平均が一時300円を超える上昇となり、ドル円、クロス円を支えた。
 ドル円は前日の高値を超えて上値を試す展開となったが、売りが断続的に入っており、値幅は抑えられた。もっとも押し目も鈍く高値圏もみ合いに。

 昨日の海外市場で1.13台にしっかりと乗せたユーロドルは1.13台前半での揉み合い。

 目立ったのはNZドルの上昇。午前10時のNZ中銀金融政策理事会は事前見通し通りの現状維持。声明では利上げ時期の見通しを2021年第1四半期まで先送り。2019年、2020年の据え置き見通しを示した。市場は豪中銀同様に利下げの可能性を示すことを期待していたこともあり、一気にNZドル買いに。さらに11時に行われた中銀総裁会見で、利下げの可能性は高まっていないと明言されたことで、さらにNZドル買いとなった。結果発表前に0.67台前半を付けていたNZドル/ドルは0.68台半ばを付ける動きに。

【ロンドン市場】ドル高の流れ

 ドル円は110円77銭近辺を序盤につけいったん調整も、
押し目は鈍くもみ合いが続く。

 ユーロドルなどでもドル高優勢も、この時間帯の値幅は限定的。
もっとも全般にドル買い後の押し目が鈍く地合いの強さが印象的に。
ユーロ圏鉱工業生産の弱さなどもドル全面高基調に寄与。

 ポンドは一時1.2920台まで回復も、その後CPIを前に売りが入り
実際に弱めのCPIを受けて安値圏もみ合い。
 

【NY市場】ドル円は111円台に

 ドル円は111円台まで上昇。
米CPIはコアが予想を上回ったことでドル買いに寄与。
CPI全般では弱めも、ガソリン価格の下落もあり、市場では警戒視せず。

 売りをこなしながらNY午後に111円台に乗せる動き。
ユーロドルの1.12台への下落など、ドル全面安基調に。

 ポンドは1.28台半ばと頭の重い動き。EU離脱期間延長への期待も、思惑先行でもみ合い。

【本日の見通し】ドル高基調継続

 このところ米指標が思いのほかしっかり。
ユーロ圏の景気鈍化傾向がしっかりと見られる中で
ドル全面高基調が強まる展開となっている。

 米国の年内利下げ期待も後退はしないまでも強まらず
米中通商協議への期待感、連邦政府機関再閉鎖回避見込みなどがドル買いに。

 ドル円は111円台での買いに慎重も、押し目は鈍く
111円ばさみでもみ合いながら、レンジを切り上げる動きが期待される。
 

【本日の戦略】押し目買い

 強い地合いだができれば突っ込んだ買いは避けたい
110円台後半での買いを探る展開に。
デイトレは打診買いからの回転狙い。
狙いすぎず、回数をこなす印象。
※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶ(現ミンカブ・ジ・インフォノイド)グループに入り、現在、minkabu PRESS編集部外国為替情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」すばる舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香ビジネスなど メールマガジン「外国為替ディーラーの心の中」( https://www.mag2.com/m/0000094647.html )を毎営業日朝に好評配信中