ドル円基本しっかりも、米中通商協議がらみでドル売りの場面も

ドル円基本しっかりも、米中通商協議がらみでドル売りの場面も

黒田日銀総裁発言がドル円の下支え

下値しっかりのドル円以上にユーロドルでの振幅が目立つ
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《2/19 火曜日》    
  ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  110.62  1.1311  125.11
高値  110.82  1.1357  125.54
安値  110.45  1.1276  124.77
終値  110.63  1.1341  125.45
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《2/19 火曜日の主要株式指数》
日経  21302.65 +20.80
DOW   25891.32 +8.07
S&P    2779.76 +4.16
Nasdaq  7486.77 +14.36
FTSE   7179.17 -40.30
DAX   11309.21 +10.01
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《2/19 火曜日の商品市場》
NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=56.09(+0.50 +0.90%)
NY金先物4月限(COMEX)(終値)
1オンス=1344.80(+22.70 +1.72%)
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《2/19 火曜日に発表された主な経済指標》
【英国】
失業率(1月)18:30
結果 2.8%
予想 N/A 前回 2.8%(失業率)

失業保険申請件数(1月)18:30
結果 1.42万件
予想 N/A 前回 2.02万件(2.08万件から修正)

ILO失業率(12月)18:30
結果 4.0%
予想 4.0% 前回 4.0%       

【ユーロ圏】
経常収支(12月)18:00
結果 162億ユーロ
予想 N/A 前回 226億ユーロ(203億ユーロから修正)(季調済) 

ユーロ圏ZEW景況感指数(2月)19:00
結果 -16.6
予想 N/A 前回 -20.9

ドイツZEW景況感指数(2月)19:00
結果 -13.4
予想 -13.6 前回 -15.0 
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《2/19 火曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》
【日本】
*茂木経済相
(米国商務省の自動車輸入調査報告書をうけて)
内容明らかでなく、コメントを控える。
米国との具体的な協議はこれから。交渉中は追加関税の賦課はないと明確

*黒田日銀総裁
為替で経済・物価に影響が出て目標達成に必要となれば追加緩和検討
ETFの購入、大幅に見直すつもりはない
各国とも為替にリンクした金融政策運営はしていない。
追加緩和には様々な対応。コストとベネフィットを比較し、最適な方法を検討。

【豪州】
RBA理事会議事録
豪中銀はどこかのポイントで利上げか利下げどちらかがふさわしいシナリオが想定される
見通しは明らかに不確実
近いうちに政策を調整する強い理由は見当たらない。
住宅価格の下落が加速すると個人消費にリスク
貿易状況・内需における中国リスクが拡大

【ユーロ圏】
*デギンドスECB副総裁
欧州景気の鈍化について引き続き分析中。
しばらくの間はECBは緩和的政策を維持する見込み。
エネルギー価格が今後数か月軟化したとしても、中期的にインフレが目標に収れんすること確信。

*EU報道官
バックストップに期限を設けることは受け入れられない。
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《本日予定されている主な経済指標》
【NZ】
生産者物価指数(2018年第4四半期)06:45
結果 1.6%
予想 N/A 前回 1.5%(前期比)

【豪州】
Westpac先行指数(1月) 08:30
予想 N/A 前回 -0.21%(前月比)

【日本】
通関ベース貿易収支(1月) 08:50
予想 -10291億円 前回 -567億円(-553億円から修正)
予想 1507億円 前回 -1836億円(季調済)

【トルコ】
消費者信頼感指数(2月) 16:00
予想 N/A 前回 58.50

【ユーロ圏】
独生産者物価指数(1月) 16:00
予想 -0.1% 前回 -0.4%(前月比)
予想 2.2% 前回 2.7%(前年比)

ユーロ圏消費者信頼感・速報値(2月) 0:00
予想 -7.7 前回 -7.9

【南ア】
消費者物価指数(1月) 17:00
予想 0.1% 前回 -0.2%(前月比)
予想 4.3% 前回 4.5%(前年比)

【米国】
MBA住宅ローン申請件数(02/09 – 02/15) 21:00
予想 N/A 前回 -3.7%

FOMC議事録 04:00

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【東京市場】もみあい

 ドル円は110円台での推移。ドル高の流れの中で朝方110円60銭近辺でもみ合っていたが、堅調地合いで始まった中国・香港株が上げ幅を縮める中で、ドル円にも調整が入って110円40銭台に。しかし、午後に衆院財務金融委員会に出席した黒田日銀総裁が、必要とあれば追加緩和と発言したことを受けて円売りが強まり、直近高値を超えて110円70銭近辺に。その後も110円60銭台の高値圏で推移となった。

 豪中銀金融政策理事会の議事録(2月5日開催分)は、利上げ・利下げ両面の可能性を示し、先行きの不透明感を示すもの。6日の中銀総裁発言に比べてやや中立的な印象もあり、瞬間は買いが入ったが、すぐに値を戻し、その後は豪ドル売りドル買いの動きに。

 ユーロドルは1.13を割り込む動き。ドル全般の買い基調がユーロドルの調整を誘った。ポンドドルも1.2920台から1.29割れを付けるなど、ドル買いが優勢に。

【ロンドン市場】ドル買い優勢

 ドル買いの流れが継続。ドル円は東京午後の黒田日銀総裁が発言が支えとなる形で
東京市場の高値を超えて110円80銭台まで。

 序盤は円売りが優勢で、クロス円もしっかり。

 その後はユーロドルなどでのユーロ売りドル買いの動き。
ユーロドルは朝方の1.1325近辺までの上昇から一転して売りが強まった形で
1.1270台まで。

【NY市場】ドル売り優勢に

 米中協議の中で、米側から人民元の安定要請があったとの一部報道に
ドル売り元買いの動きが広がり、
ドルはその後全面安に。

 ドル円は110円台半ば割れまで。
ユーロドルはロンドン市場での下げから一変して
1.1360近辺まで大きく上昇。

【本日の見通し】110円台レンジ取引

 昨日から次官級、明日から閣僚級協議が行われる米中通商協議が注目材料に。
振幅がみられるものの新たな方向性が出るには至らない。
ユーロドルでの大きなドル売りにもドル円は110円台半ばからがしっかりで
下値しっかり感が強く期待はまだ上方向か。
 
 110円台でのレンジ取引を基本に上を意識する展開に。 

【本日の戦略】押し目買い

 突っ込んだ動きはできるだけ避けたいところ。
ドル円は110円台前半での買いを狙いたい。

 デイトレも買いからの意識だが、110円台後半は上値の重さを生かして
売りからの回転も。もっとも見切りはかなり早めに。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶ(現ミンカブ・ジ・インフォノイド)グループに入り、現在、minkabu PRESS編集部外国為替情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」すばる舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香ビジネスなど メールマガジン「外国為替ディーラーの心の中」( https://www.mag2.com/m/0000094647.html )を毎営業日朝に好評配信中