印パの緊張で一時円高も、切り返して111円台回復

印パの緊張で一時円高も、切り返して111円台回復

ポンドはEU離脱期限の延長期待が継続して、しっかり
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《2/27 水曜日》    
  ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  110.59  1.1389  125.95
高値  111.07  1.1404  126.35
安値  110.36  1.1363  125.54
終値  111.00  1.1370  126.20
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《2/27 水曜日の主要株式指数》
日経  21556.51 +107.12
DOW   25985.16 -72.82
S&P    2792.38 -1.52
Nasdaq  7554.51 +5.21
FTSE   7107.20 -43.92
DAX   11487.33 -53.46
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《2/27 水曜日の商品市場》
NY原油先物4月限(WTI)(終値)
1バレル=56.94(+1.44 +2.59%)
NY金先物4月限(COMEX)(終値)
1オンス=1321.20(-7.30 -0.55%)
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《2/27 水曜日に発表された主な経済指標》

ユーロ圏】
ユーロ圏業況判断指数(2月)19:00
結果 0.69
予想 0.66 前回 0.69

ユーロ圏消費者信頼感・確報値(2月)19:00
結果 -7.4
予想 -7.4 前回 -7.4

【ブラジル】
雇用統計(1月)21:00
結果 12.0%
予想 11.9% 前回 11.6%(失業率)

【米国】
MBA住宅ローン申請指数(02/16 – 02/22)21:00
結果 5.3%
予想 N/A 前回 3.6%(前週比)

卸売在庫(確報値)(12月)22:30
結果 1.1%
予想 0.4% 前回 1.1%(前月比)

製造業新規受注(12月)00:00
結果 0.1%
予想 0.6% 前回 -0.5%(-0.6%から修正)(前月比)

耐久財受注(確報値)(12月)00:00
結果 1.2%
予想 N/A 前回 1.2%(前月比)
結果 0.1%
予想 N/A 前回 0.1%(コア・前月比)

中古住宅販売成約指数(1月)00:00
結果 4.6%
予想 1.0% 前回 -2.3%(-2.2%から修正)(前月比)

EIA週間石油在庫統計(バレル・前週比)00:30 
原油   -864.7万(4億4587万)
ガソリン -190.6万(2億5494万)
留出油  -30.4万(1億3838万)
(クッシング地区)
原油   +162.8万(4665万)
*()は在庫総量

【カナダ】
消費者物価指数(1月)22:30
結果 0.1%
予想 0.1% 前回 -0.1%(前月比)
結果 1.4%
予想 1.4% 前回 2.0%(前年比)
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《2/27 水曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【日本】
*黒田日銀総裁
日本銀行ETF買い入れ、リスクプレミアムを減少するために必要。
現状では必用な政策の一つ。
ETFの購入は年間6兆円を上回ることも下回ることもありうる。
2020年度も生鮮食品除く消費者物価指数が、ターゲットの2%に届く可能性は低い。
TOPIXが1350程度を下回ると時価が簿価を下回る。
昨年9月末の日銀保有状況を前提に機械的に試算。
赤字となっても市場株価にマイナス影響を与えるとは想定しがたい。
ETFを含め出口のタイミングや対応を検討する段階にはない。
ETFの買い入れ、効果と想定される副作用を引き続き検討。

*片岡日銀審議委員
海外経済は、2016 年後半以降の世界同時成長から、足もとは、各国の動きにばらつきが目立ち、
様々なリスク要因が及ぼす影響に十分に注意すべき踊り場の状態に移った。
リスクは米国のマクロ政策運営や保護主義的な動きの帰趨と、
それらの世界経済・国際金融市場への影響、英国のEU離脱交渉の展開。
日本経済、海外経済の不確実性が増す中でマイナス成長からの回復の勢いは弱い。
物価は弱めの動きが続く。
弱めの物価情勢を受けて見通しの引き下げが続くが、物価目標に向けたモメンタムは維持が日本銀行の見解。
自身は2%に向けて物価上昇率が高まる蓋然性は現時点では低く、モメンタムも強まってはいないと判断。

【ユーロ圏】
*バイトマン独連銀総裁
今後の見通しについて過度に悲観的になる理由はない。
独成長は雇用増と賃金上昇に支えられている。
独2019年成長は潜在成長率1.5%を下回る見込み。
今後の見通しについて過度に悲観的になる理由はない。
年末年初を挟んで独経済活動にカゲリ。
独連銀はブレグジットへの備えを進めている。
ECBは短期的な景気の弱さを観察している。
大きなショック時には財政政策の対応が必要。
ECBの金利ガイダンスを変更する緊急性はない。
独政府が連銀総裁の再任を決定したことを喜んでいる。
金融政策の正常化が引き続き基本シナリオ。

*独政府関係者
バイトマン独連銀総裁の任期延長を承認。

【米国】
*パウエルFRB議長
バランスシート縮小の終了はまもなく発表される。
バランスシート計画についてFOMCメンバー間で合意に近い。
辛抱強く経済を監視できる。
金融安定はFRBの役割の一つ。
我々の手段は金融市場に対処。

*ライトハイザーUSTR代表
中国による追加購入だけでは合意はあまりに厳しい。
協議の結果を予想するのは時期尚早。
構造改革という点で中国は我々の要望を理解している。
中国との合意は強制力のあるものでなければならない。
中国について日本と3者会談を望む。
中国と為替操作について交渉中。
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《本日予定されている主な経済指標》

【韓国】
韓国中銀政策金利 時刻未定
予想 1.75% 現行 1.75%

鉱工業生産(1月)8:00
予想 0.3% 前回 -1.4%(前月比)

【日本】
鉱工業生産・速報値(1月)8:50
予想 -2.5% 前回 -0.1%(前月比)
予想 1.2% 前回 -1.9%(前年比)

【英国】
GfK消費者信頼感調査(2月)9:01
予想 -15 前回 -14

ネーションワイド住宅価格指数(2月)16:00
予想 0.0% 前回 0.3%(前月比)
予想 0.3% 前回 0.1%(前年比)

【中国】
製造業PMI(2月)10:00
予想 49.4 前回 49.5

【スイス】
GDP(第4四半期)15:45
予想 0.4% 前回 -0.2%(前期比)
予想 1.7% 前回 2.4%(前年比)

KOF先行指数(2月)17:00
予想 95.0 前回 95.0

【ユーロ圏】
フランスGDP・改定値(第4四半期)16:45
予想 0.3% 前回 0.3%(前期比)
予想 0.9% 前回 0.9%(前年比)

ドイツ消費者物価指数・速報値(2月)22:00
予想 0.4% 前回 -0.8%(前月比)
予想 1.5% 前回 1.4%(前年比)

ドイツ調和消費者物価指数・速報値(2月)22:00
予想 0.6% 前回 -1.0%(前月比)
予想 1.7% 前回 1.7%(前年比)

【南アフリカ】
生産者物価指数(1月)18:30
予想 0.1% 前回 -0.9%(前月比)
予想 5.0% 前回 5.2%(前年比)

貿易収支(1月)21:00
予想 -145億ランド 前回 172億ランド

【インド】
GDP(第4四半期)21:00
予想 6.7% 前回 7.1%(前年比)

【ブラジル】
GDP(第4四半期)21:00
予想 0.2% 前回 0.8%(前期比)
予想 1.5% 前回 1.3%(前年比)

【米国】
実質GDP(第4四半期)22:30
予想 2.5% 前回 3.4%(速報値・前期比年率)
予想 2.3% 前回 3.4%(改定値・前期比年率)

GDPデフレータ(第4四半期)22:30
予想 1.7% 前回 1.8%(速報値・前期比年率)
予想 1.7% 前回 1.8%(改定値・前期比年率)

PCEコアデフレータ(第4四半期)22:30
予想 1.6% 前回 1.6%(速報値・前期比年率)
予想 1.6% 前回 1.6%(改定値・前期比年率)

個人消費(第4四半期)22:30
予想 3.8% 前回 3.5%(速報値・前期比年率)
予想 3.0% 前回 3.5%(改定値・前期比年率)

新規失業保険申請件数(23日までの週)22:30
予想 22.0万件 前回 21.6万件

シカゴ購買部協会景気指数(2月)23:45
予想 57.5 前回 56.7

【カナダ】
原材料価格指数(1月)22:30
予想 N/A 前回 3.8%(前月比)

鉱工業製品価格(1月)22:30
予想 0.1% 前回 -0.7%(前月比)

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【東京市場】膠着

 ドル円は朝からわずか11銭のレンジ。昨日のNY市場夕方に110円50銭を一時割り込んだものの、すぐに戻して110円50銭台で朝を迎え、そのまま小動きに。

 昨日EU離脱期限延長期待で買いが入ったポンドは1.3250ばさみ。ユーロドルが1.13台後半に。

 その他通貨も目立った動きが見られず、膠着状態。香港ハンセン、上海総合が上昇も為替市場への影響は限定的。

【ロンドン市場】ポンド買い
 
 インドとパキスタンとの緊張が高まったことを受けて
リスク警戒の動きが広がり、ドル円が110円台半ばをしっかり割り込み、
110円30銭台まで値を落とすなどの動きに。

 もっとも前日も見られたポンド買いの動きが継続し、リスク選好の流れが再開。
ポンド円が147円台に上昇する中で、ドル円は下げ止まりを見せた。

【NY市場】ドル円111円台回復

 ロンドン昼からのドル高円安基調が継続し、ドル円は111円台を回復。
印パの緊張を受けた地政学リスクへの警戒は続くも、
この時間帯の影響は限定的。

 ポンド円が148円台を付けるなどロンドン市場からのポンド買いが続き
ドル円を支えた面も。

 パウエル議長の下院での議会証言では前日の上院議会証言から一歩踏み込み
バランスシート縮小終了の発表はまもなく発表されると発言。
次回3月のFOMCでの何らかの発表があるとの期待が広がっている。

【本日の見通し】リスク選好の流れを期待

 株の調整が少し入ったこともあり、大きな動きは期待しにくいが
ドル円が111円台を再び付けたことで流れは上方向。
売りをいったんこなした後、調整を交えての上昇で
地合い的にはかなり強い展開に。

 ポンドがどこまで上昇の流れが続くか。

【本日の戦略】押し目買い

 突っ込んだ買いはできれば避けたいところで
ドル円は110円台後半での買いを意識。
昨日の調整ほど大きな調整が入るかが微妙で
デイトレは早めに買いに回りたい。
スウィングは少しじっくり買いたいところで110円割れまで耐えられるようなポジション作成も。
大台割れではストップという印象。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶ(現ミンカブ・ジ・インフォノイド)グループに入り、現在、minkabu PRESS編集部外国為替情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」すばる舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香ビジネスなど メールマガジン「外国為替ディーラーの心の中」( https://www.mag2.com/m/0000094647.html )を毎営業日朝に好評配信中