米GDP予想外の好結果でドル買い強まる

米GDP予想外の好結果でドル買い強まる

ドル円はポイントをしっかり超えて111円台半ばに迫る
-+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
《2/28 木曜日》    
  ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  111.00  1.1370  126.20
高値  111.49  1.1420  126.91
安値  110.66  1.1360  125.89
終値  111.39  1.1371  126.67
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《2/28 木曜日の主要株式指数》
日経  21385.16 -171.35
DOW   25916.00 -69.16
S&P    2784.49 -7.89
Nasdaq  7532.53 -21.98
FTSE   7074.73 -32.47
DAX   11515.64 +28.31
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《2/28 木曜日の商品市場》
NY原油先物4月限(WTI)(終値)
1バレル=57.22(+0.28 +0.49%)
NY金先物4月限(COMEX)(終値)
1オンス=1316.10(-5.10 -0.39%)
–+—+—+—+—+—+—+—+—+-
《2/28 木曜日に発表された主な経済指標》

【韓国】
鉱工業生産(1月)8:00
結果 0.5%
予想 0.3% 前回 -1.4%(前月比)

韓国中銀政策金利 9:50
結果 1.75%
予想 1.75% 現行 1.75%

【日本】
鉱工業生産・速報値(1月)8:50
結果 -3.7%
予想 -2.5% 前回 -0.1%(前月比)
結果 0.0%
予想 1.2% 前回 -1.9%(前年比)

【英国】
GFK消費者信頼感調査(2月)9:01
結果 -13
予想 -15 前回 -14

ネーションワイド住宅価格指数(2月)16:00
結果 0.4%
予想 0.3% 前回 0.1%(前年比)
結果 -0.1%
予想 0.0% 前回 0.2%(0.3%から修正)(前月比)

【中国】
製造業PMI(2月)10:00
結果 49.2
予想 49.4 前回 49.5

非製造業PMI(2月)10:00
結果 54.3
予想 54.5 前回 54.7

【スイス】
GDP(第4四半期)15:45
結果 1.4%
予想 1.7% 前回 2.4%(前年比)
結果 0.2%
予想 0.4% 前回 -0.3%(-0.2%から修正)(前期比)

KOFスイス先行指数(2月)17:00
結果 92.4
予想 95.0 前回 96.2(95.0から修正)

【ユーロ圏】
フランス実質GDP(改定値)(2018年第4四半期)16:45
結果 0.3%
予想 0.3% 前回 0.3%(前期比)
結果 0.9%
予想 0.9% 前回 0.9%(前年比)

ドイツ消費者物価指数(速報)(2月)22:00
結果 0.5%
予想 0.4% 前回 -0.8%(前月比)
結果 1.6%
予想 1.5% 前回 1.4%(前年比)

ドイツ調和消費者物価指数(速報)(2月)22:00
結果 0.5%
予想 0.6% 前回 -1.0%(前月比)
結果 1.7%
予想 1.7% 前回 1.7%(前年比)

【南アフリカ】
生産者物価指数(1月)18:30
結果 4.1%
予想 5.0% 前回 5.2%(前年比)
結果 -0.8%
予想 0.1% 前回 -0.9%(前月比)

貿易収支(1月)21:00
結果 -131億ランド
予想 -145億ランド 前回 172億ランド

【インド】
実質GDP(2018年第4四半期)21:00
結果 6.6%
予想 6.7% 前回 7.1%(前年比)

【ブラジル】
実質GDP(2018年第4四半期)21:00
結果 0.1%
予想 0.1% 前回 0.5%(0.8%から修正)(前期比)
結果 1.1%
予想 1.4% 前回 1.3%(前年比)

【米国】
実質GDP(速報値)(2018年第4四半期)22:30
結果 2.6%
予想 2.2% 前回 3.4%(実質GDP)
結果 1.7%
予想 1.6% 前回 1.6%(PCEコアデフレータ)
結果 2.8%
予想 3.0% 前回 3.5%(個人消費)
結果 1.8%
予想 1.7% 前回 1.8%(GDPデフレータ)

新規失業保険申請件数(02/17 – 02/23)22:30
結果 22.5万件
予想 22.0万件 前回 21.7万件(21.6万件から修正)(前週比)

シカゴ購買部協会景気指数(PMI)(2月)23:45
結果 64.7
予想 57.5 前回 56.7

【カナダ】
鉱工業製品価格(1月)22:30
結果 3.8%
予想  前回 3.8%(原材料価格指数・前月比)
結果 -0.3%
予想 0.1% 前回 -0.8%(-0.7%から修正)(鉱工業製品価格・前月比)

経常収支(2018年第4四半期)22:30
結果 -154.8億カナダドル
予想 -132.5億カナダドル 前回 -101.1億カナダドル(-103.4億カナダドルから修正)
–+—+—+—+—+—+—+–+—+-
《2/27 水曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【日本】
*鈴木日銀審議委員
海外経済、足もとの製造業の業況感には国・地域間でばらつきがみられているものの全体としては着実な成長が続く。
先行き、米中貿易摩擦など最近の様々な動きには注意を要するが、内需が堅調な中で、総じてみれば着実な成長を続ける。
米国の保護主義的な動きとそれに対する相手国の反応、英国のEU離脱交渉を巡る展開、
昨年の秋から年末にかけて大きく下落した原油価格の動向、地政学的リスク、中国経済の減速などについて引き続き注視。
米国における低格付け企業向けのレバレッジド・ローン拡大に注意。
国内経済、現状は需給ギャップが需要超過を維持し、所得から支出への前向きの循環メカニズムが働くもとで、緩やかに拡大。
先行きは2020 年度までの見通し期間を通じて、拡大基調が続く。
物価情勢、現状「物価安定の目標」に向けてはなお距離。
先行き、マクロ的な需給ギャップがプラスを維持する中、企業の値上げに向けた取り組みの裾野が拡がり、
企業・家計のマインドにも少しずつ変化が生じていくことで、物価上昇に向けた材料が次第に整っていく。
金融政策「持久力」を高めるために「走り続けるという意志」「柔軟性」「ランニングエコノミー」が重要。
金融政策、効果と副作用の比較考量をより検証していく。
副作用考えながら持久力のある修正を図っていく必要。
木綿多は維持していると判断している。追加緩和の必要は全くないと考えている。
今後モメンタムが損なわれれば適宜適切に運営を検討。
追加緩和は副作用が効果上回る可能性あり十分慎重な議論が必要となる。
ETFの購入について、現時点では何らかの見直しは必要ない。
購入が未来永劫続けられるとは考えてない。
1年前と比べ不確実性が高まっており慎重な政策運営必要。

【米国】
*トランプ米大統領
金委員長、北朝鮮と素晴らしい成功を収めよう。
北朝鮮がミサイルを発射していないことを感謝。
非核化を求める上でスピードはそれほど重要ではない。

*米大統領報道官
米朝首脳はベトナム・ハノイで極めて良好かつ建設的な会談を行った。
両首脳は非核化と経済推進の構想を促進するさまざまな方策を議論。
今回は何らの合意には至らなかったが、双方のチームは将来の会談を楽しみにしている。

*トランプ米大統領
金委員長との会談は非常に生産的だった。
合意・署名にはいたらなかった。
北朝鮮からの選択肢は好ましくなかった。
制裁解除をめぐって決裂。
北朝鮮の制裁は維持される。
金委員長との次回の首脳会議の計画はない。

*クラリダ米FRB副議長
米金融当局は辛抱強くなれる、データを精査する。
インフレ期待はレンジの下限付近。
2019年成長は依然としてしっかりしているが、逆流にも警戒。
金融政策は特にデータに基づく必要がある。
金融環境はボラタイルになっている。

*カプラン・ダラス連銀総裁
米国は高齢化問題に直面している。
世界経済は減速。
中国は格差解消に負債を使い続けている。
下振れリスクと不透明感が多く存在する。
自身は、FRBは立ち止まって辛抱強くいることを主張。
FF金利は中立近くにある。
イールドカーブは将来の成長が低迷することを示唆。

*ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁
今年1回、来年1回の利上げが適切。
潜在的リスクは若干下向き。
2019年の成長見通しは2%を若干上回る水準を予想。
2020年にはトレンドに戻る。
金利については様子見姿勢を堅持。
インフレは今年、来年と2%を若干上回る水準を予想。
設備投資の見通しはバラ色ではない。

【その他】
*金委員長
今がトランプ大統領、米国と素晴らしい対話を行うとき。
良い結果になると信じている。

-+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
《本日予定されている主な経済指標》

【日本】
失業率(1月)8:30
予想 2.4% 前回 2.4%

有効求人倍率(1月)8:30
予想 1.63 前回 1.63

【ユーロ圏】
ドイツ小売売上高(1月)16:00
予想 2.0% 前回 -3.1%(-4.3%から修正)(前月比)
予想 1.2% 前回 -2.1%(前年比)

ドイツ失業者数(2月)17:55
予想 -0.5万人 前回 -0.2万人

ドイツ失業率(2月)17:55
予想 5.0% 前回 5.0%

ドイツ製造業PMI・確報値(2月)17:55
予想 47.6 前回 47.6

ユーロ圏製造業PMI・確報値(2月)18:00
予想 49.2 前回 49.2

ユーロ圏失業率(1月)19:00
予想 7.9% 前回 7.9%

ユーロ圏消費者物価指数・速報値(2月)19:00
予想 1.5% 前回 1.4%(前年比)
予想 1.1% 前回 1.1%(コア・前年比)

【スイス】
小売売上高(1月)16:30
予想 0.4% 前回 -0.3%(前年比)

SVME購買担当者景況指数(2月)17:30
予想 53.5 前回 54.3

【英国】
CIPS製造業PMI(2月)18:30
予想 52.0 前回 52.8

【カナダ】
GDP 22:30
予想 0.0% 前回 -0.1%(12月・前月比)
予想 1.0% 前回 2.0%(第4四半期・前期比)

【米国】
個人支出(12月)22:30
予想 -0.2% 前回 0.4%(前月比)

個人所得 22:30
予想 0.5% 前回 0.2%(12月・前月比)
予想 0.3% 前回 (1月・前月比)

PCEデフレータ 22:30
予想 1.7% 前回 1.8%(12月・前年比)
予想 前回 (1月・前年比)

PCEコアデフレータ 22:30
予想 0.2% 前回 0.1%(12月・前月比)
予想 前回 (1月・前月比)

PCEコアデフレータ 22:30
予想 1.9% 前回 1.9%(12月・前年比)
予想 前回 (1月・前年比)

ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値(2月)2日0:00
予想 95.8 前回 95.5

ISM製造業景気指数(2月)2日0:00
予想 55.7 前回 56.6

-☆-★-☆-★-☆-★-☆-

【東京市場】主要通貨膠着、豪ドルは指標受けて振幅

 ドル円は朝から18銭レンジ。昨日の11銭レンジに続いて狭いレンジでの膠着相場が続いた。
 昨日の海外市場でインドとパキスタンの軍事衝突に対する懸念で円高が進み、110円台前半へ値を落とした後、NY市場で111円台を回復するなど、振幅が見られたが、東京朝を111円近辺で迎えると、上値追いには慎重も下値しっかりという流れで110円だ後半推移。

 ユーロドルは1.13台後半推移。こちらは13ポイントレンジとなっている。

 動きが見られたのは豪ドル。朝方民間設備投資の好結果で豪ドル買いが入り、対ドルで0.7140台から07166まで上昇。その後、中国PMIが弱めに出たことで、0.7130近辺まで下落と、午前中に指標結果を受けての振幅が見られた。もっとも後場は0.7140台と朝の水準近辺で膠着。結局往って来いとなっている。

【ロンドン市場】米朝首脳会談共同声明見送りなどで警戒も限定的

 注目された米朝首脳会談は予定よりも早く終わり
共同声明などの採択も見送られるという事実上の物別れに。
ドル円は110円台後半でのもみ合いから少し円高進行も
110円60銭台までと限定的。

 リスク材料ではあるが、相場への影響がすぐに出るものではないという見方。

 インドとパキスタンの軍事的緊張に関して
パキスタン首相が拘束したインド空軍パイロットをあす釈放すると発表したことも
ドル円を支える材料となった。

 ユーロが対ドル、対円でしっかり。ユーロドルが1.14台に乗せる動き。
ドイツの各州のCPIの好結果などが支え。

【NY市場】米GDP強めに

 連邦政府機関閉鎖の影響で1月末の速報値発表が延期となり
本来改定値発表のタイミングである28日に、
速報値と改定値を結合したものとして発表された今回の米GDP。
前期に比べては鈍化も、予想をかなり上回るしっかりとした数字となり
一気にドル買いに。

 設備投資の伸びが米企業の景況感の堅調さを意識させる形でドルが買われ
ドル円は111円台にしっかりと乗せて、111円台半ばを試す展開となった。

 ロンドン市場で買いが入ったユーロドルに対する戻り売りの動きも
ドル全面高に。いったん上昇した分売りやすくなった面も。

【本日の見通し】ドル高傾向強まる

 ドル買い円売りの動きが広がる展開に。
米第4四半期GDPの強さがドル買いにつながり、111円台をしっかりと付けた。
これまでのポイントを超えて111円台半ばに迫る動きを見せたことで
下値しっかり感がさらに強まりそう。

 2月のISM製造業景気指数が予想よりも強めに出るようなことがあると
ドル買いが加速する可能性も。

【本日の戦略】上値意識

 上値トライを意識しての押し目買い
111円台半ば手前の売りが残っており突っ込んだ買いではなく
出来れば押し目を待っての買いに回りたいところ。
111円ちょうど近くで最初の買いという印象。
以前より早め110円台半ば割れではストップに回る。
※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶ(現ミンカブ・ジ・インフォノイド)グループに入り、現在、minkabu PRESS編集部外国為替情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」すばる舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香ビジネスなど メールマガジン「外国為替ディーラーの心の中」( https://www.mag2.com/m/0000094647.html )を毎営業日朝に好評配信中