世界的にリスク選好、ドル高円安に

世界的にリスク選好、ドル高円安に

EU離脱がらみでポンドは神経質な動きも、若干買い

豪ドルしっかりの動き、株高など支え

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《3/26 火曜日》    
    ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  109.97  1.1312  124.41
高値  110.69  1.1326  125.01
安値  109.94  1.1263  124.35
終値  110.64  1.1266  124.64
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《3/26 火曜日の主要株式指数》
日経  21428.39 +451.28
DOW   25657.73 +140.90
S&P    2818.46 +20.10
Nasdaq  7691.52 +53.98
FTSE   7196.29 +18.71
DAX   11419.48 +72.83

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《3/26 火曜日の商品市場》
NY原油先物5月限(WTI)(終値)
1バレル=59.94(+1.12 +1.90%)
ブレント先物5月限(ICE)(終値)
1バレル=67.97(+0.76 +1.13%)
NY金先物6 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1321.40(-7.60 -0.57%)

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《3/26 火曜日に発表された主な経済指標》

【シンガポール】
鉱工業生産指数(2月)14:00
結果 -4.1%
予想 -2.6% 前回 3.1%(0.9%から修正)(前月比)
結果 0.7%
予想 -0.4% 前回 -0.4%(-3.1%から修正)(前年比)

ユーロ圏】
ドイツGfK消費者信頼感調査(4月)16:00
結果 10.4
予想 10.8 前回 10.7(10.8から修正)

フラン実質GDP(確報値)(2018年第4四半期)16:45
結果 0.3%
予想 0.3% 前回 0.3%(前期比)
結果 1.0%
予想 0.9% 前回 0.9%(前年比)

【香港】
貿易収支(2月)17:25
結果 -488億香港ドル
予想 -405億香港ドル 前回 -103億香港ドル

【米国】
住宅着工件数(2月)21:30
結果 116.2万件
予想 121.0万件 前回 127.3万件(123.0万件から修正)(住宅着工件数)
結果 129.6万件
予想 130.5万件 前回 131.7万件(134.5万件から修正)(住宅建築許可件数)

S&Pケースシラー住宅価格(20都市)(1月)22:00
結果 3.58%
予想 3.80% 前回 4.14%(4.18%から修正)(前年比)

コンファレンスボード消費者信頼感指数(3月)23:00
結果 124.1
予想 132.0 前回 131.4

リッチモンド連銀製造業指数(3月)23:00
結果 10
予想 10 前回 16
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《3/26 火曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【日本】
*日銀主な意見(3月14日、15日開催分)
経済の下振れリスクは足元明らかに厚くなっている 1委員
追加的な金利低下による緩和効果は限定的な可能性 1委員
消費増税が経済、物価下押しのリスクは相応にある 1委員
消費増税が消費に悪影響を与えるリスクも 1委員
国債買い入れオペの運営には見直し余地がある 1委員
経済、物価の局面変化には先制的に政策対応が重要 1委員
副作用にこれまで以上に留意し現行の緩和策維持の必要 1委員
物価安定目標実現に時間かかるもモメンタム維持、粘り強く継続 1委員
モメンタムが失われないかこれまで以上に警戒すべきだ 1委員
海外や増税の影響次第で景気後退への動き強まる可能性 1委員

【米国】
*ローゼングレン・ボストン連銀総裁
バランスシート上の米国債の平均年限を引き下げることを支持する考え。
米国当局がこの先、再びツイストオペを実施する必要が生じる可能性がある。

【英国】
*英下院、離脱案修正に関する拘束力のない採決実施を可決。賛成329、反対302

*メイ英政権の企業政務担当リチャード・ハリントン氏が辞任。

【ユーロ圏】
*レーン・フィンランド中銀総裁
内需がユーロ圏のリセッション回避の助けに。
マイナス金利がニューノーマルになるべきではない。
ECBは9月開始前にTLTROの詳細を決定する。
ユーロ圏の成長鈍化は短期間よりは長期に。
ECBはリスクを抱える状況で利上げはできず。
6月までにはTRTROの詳細を発表できるだろう。
TRTRO第3弾の諸条件は第2弾と近いものになろう。

【ハンガリー】
*マトルチ・ハンガリー中銀総裁
ハンガリー中銀はインフレターゲットのゴールに到達した
翌日物金利の変更は重要なステップ
物価は変動的であり、コアCPIにフォーカスを当てている
ハンガリー中銀にとって、中期の物価目標は唯一の碇
金融政策は依然緩和的
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《本日予定されている主な経済指標》

【NZ】
NZ中銀政策金利 10:00
予想 1.75% 現行 1.75%

【米国】
MBA住宅ローン申請指数(22日までの週)20:00
予想 N/A 前回 1.6%(前週比)

貿易収支(1月)21:30
予想 -570億ドル 前回 -598億ドル

【カナダ】
国際商品貿易(1月)21:30
予想 -40.0億カナダドル 前回 -45.9億カナダドル

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【東京市場】リスク警戒一巡

 ドル円は110円台前半推移が続いた。
日経平均は大きく反発も想定されていた動きということで
反応は限定的なものにとどまった。

【ロンドン市場】ドル買い円売り

 欧州株高の動きなどがドル円を支える展開となった。
ドル円は110円台前半での推移。下がったところでは買いが出る展開に。
朝方は欧州株高もありユーロ買いドル売りの動きも、昼頃に反転しドル高が全般に融資絵に。 

 ポンドはEU離脱がらみで神経質な動き。
一時は1.3150台まで下落も、離脱強硬派からメイ首相案への賛同の流れとの報道に買い戻し。。

【NY市場】株高がドル高誘う
 26日のNY外国為替市場で、ドル円は110円69戦を一時つけるなど、ドル高円安の動きが広がった。米債利回りが昨日午後の水準から少し持ち直したこと、米株高の動きが広がり、リスク選好からのドル買い円売りが出たことなどがドル円のサポート材料に。
 午前中に今日の高値を付けた後、少し調整が入る場面が見られたが、110円40銭台までと限定的。引け前に米株が再び買われたこともあって、110円60銭台を回復する動きとなっている。

 ユーロは目立った戻りもなくユーロ安ドル高が続いた。ロンドン市場で付けた1.1320台からNY朝方に1.1280近辺まで値を落とし、その後揉み合いとなったものの1.1300が重くなって、NY市場午後に1.1260台まで。

 27日に議員主導での協定案の検討のために、法的拘束力のないEU離脱協定に関する採決実施を決定した英ポンドは1.32台前半推移。ロンドン市場で1.3160近辺まで値を落とした後、28日にもメイ首相が協定案の採決を実施。一部離脱強硬派議員が賛成に回る見通しなどの報道にポンド買いが入り、1.3260近辺まで。もっとも大きなイベントを前に突っ込んだポジション作成にも慎重で、高値から値を落としてNY市場夕方を迎えている。

【本日の見通し】ポンドの動向に要注意

 ドル円は比較的しっかりの展開に。
リスク選好の動きが一服。
依然として警戒感はあるものの、下値しっかりの流れとなっている。
もっとも、中期的には下方向のリスクを意識。
年内の米利下げ見通しが広がる中で、ドル売り圧力がかかる可能性がある。
もっとも、豪ドルなどの対ドル、対円での買いにみられるように
リスク選好の動きが目先はかなり優勢に。
今日に関してはドル円も111円をトライするようなしっかりとした動きが期待されるところに。

 株高の動きが一服するようだと、下方向のトライを警戒。

 また、ポンドの動向にも要注意。

 今日明日が英国のEU離脱問題にとってかなり重要な日となりそう。
本日英議会は議員主導でのEU離脱協定案の示唆的投票を行う。
法的拘束力はないが、現状の状況をかなりしっかりとあらわしてくるとみられる。
 その結果を受けて明日にメイ首相がEU離脱協定の正式な採決(3度目)を実施する見込み。
下院議長の反対(採決で否定された案を変化なく再度採決にかけることは出来ない)については
離脱期日が変更したことでクリアされる見込み。
 今日の投票でメイ首相案の優位性が示されれば、いっきに協定案合意へと流れができる可能性も。
その場合ポンドは大きく買われるとみられる。

【本日の戦略】 

 ドル円は基本無理をせず。
111円手前はいったん売りに回ってみたいが、111円を超えるようだとすぐにストップという印象。
110円台前半では買いに回ってみたい。目先110円ちょうど手前で買いが出てくる可能性も。
                               
※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶ(現ミンカブ・ジ・インフォノイド)グループに入り、現在、minkabu PRESS編集部外国為替情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」すばる舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香ビジネスなど メールマガジン「外国為替ディーラーの心の中」( https://www.mag2.com/m/0000094647.html )を毎営業日朝に好評配信中