米中の景況感改善が支えに

米ISM好結果など受けてドル買い強まる

米中の景況感改善が支えに

欧州は景況感下方修正

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《4/1 月曜日》    
    ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  110.80  1.1220  124.34
高値  111.44  1.1250  124.95
安値  110.80  1.1204  124.34
終値  111.35  1.1213  124.86
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《4/1 月曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  21509.03 +303.22
DOW   26258.42 +329.74
S&P    2867.19 +32.79
Nasdaq  7828.91 +99.59
FTSE   7317.38 +38.19
DAX   11681.99 +155.95
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《4/1 月曜日の商品市場》
NY原油先物5月限(WTI)(終値)
1バレル=61.59(+1.45 +2.41%)
NY金先物6 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1294.20(-4.30 -0.33%)
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《4/1 月曜日に発表された主な経済指標》

【日本】
日銀短観(2019年第1四半期)08:50
結果 1.2%
予想 0.7% 前回 14.3%(大企業全産業・設備投資)
結果 21
予想 22 前回 24(大企業非製造業・業況判断)
結果 20
予想 20 前回 20(大企業非製造業・先行き)
結果 12
予想 13 前回 19(大企業製造業・業況判断)
結果 8
予想 12 前回 15(大企業製造業・先行き)

【中国】
財新製造業PMI(3月)10:45
結果 50.8
予想 50.0 前回 49.9

【スイス】
小売売上高(2月)15:30
結果 -0.2%
予想 -0.4% 前回 -0.2%(-0.4%から修正)(前年比)

SVME購買担当者景況指数(PMI)(3月)16:30
結果 50.3
予想 53.6 前回 55.4(SVME購買担当者景況指数(PMI))

ユーロ圏】
ドイツ製造業PMI・確報値(3月)16:17
結果 44.1
予想 44.7 前回 44.7(製造業PMI(購買担当者指数))

ユーロ圏製造業PMI・確報値(3月)16:17
結果 47.5
予想 47.6 前回 47.6(ユーロ圏製造業PMI(購買担当者指数))

ユーロ圏消費者物価指数・速報値(3月)18:00
結果 0.8%
予想 0.9% 前回 1.0%(コア・前年比)
結果 1.4%
予想 1.5% 前回 1.5%(前年比)

ユーロ圏失業率(2月)18:00
結果 7.8%
予想 7.8% 前回 7.8%
 
【英国】
CIPS製造業PMI(3月)17:30
結果 55.1
予想 51.2 前回 52.1(52.0から修正)

【香港】
小売売上高(2月)17:30
結果 -10.1%
予想 3.6% 前回 7.0%(7.1%から修正)(価額ベース)
結果 -10.4%
予想 3.1% 前回 6.9%(数量ベース)

【米国】
小売売上高(2月)21:30
結果 -0.2%
予想 0.3% 前回 0.7%(0.2%から修正)(前月比)
結果 -0.4%
予想 0.3% 前回 1.4%(0.9%から修正)(コア・前月比)

ISM製造業景気指数(3月)23:00
結果 55.3
予想 54.5 前回 54.2

建設支出(2月)23:00
結果 1.0%
予想 -0.2% 前回 2.5%(1.3%から修正)(前月比)

企業在庫(1月)23:00
結果 0.8%
予想 0.5% 前回 0.8%(0.6%から修正)(前月比)

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《4/1 月曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【日本】
*新元号「令和」典拠は万葉集より

【トルコ】
*格付け大手ムーディーズ
トルコの外貨準備の浸食、信用格付けにネガティブな材料。

【英国】
*英首相報道官
総選挙や2回目国民投票は国家の利益にはならない。
4回目のEU離脱協定案の採決は可決が現実的な見通しとなったときに。
メイ首相の合意案が最善かつ実行可能な案だ。
関税同盟は英国が通商政策の独立性を失うこと意味する。

【ユーロ圏】
*ドラギECB総裁
インフレ上昇のために大規模な刺激策が重要。
諸リスクを抱えるなかで忍耐強さ、慎重さ、継続性が必要。
ECB年次報告)

*デギンドスECB副総裁
基調インフレは引き続き抑制されている。
弱い成長モメンタムが国内の物価圧力を抑えている。
成長を阻害している逆風は次第に巻き戻されるだろう。
(ECB年次報告)

【カナダ】
*ポロズ・カナダ中銀総裁
潜在成長よりも低い成長は一時的。
見通しは中立金利よりも低い金利を正当化し続けている。
原油セクターでは価格下落の調整が続いている。
住宅セクターは新たな規制や金利を消化するのに時間がかかている。
多くの地域で励まされる成長が見られる。
直近のデータは暫定的な減速との見解に沿った内容。
輸出や設備投資は今年にプラスに転じる。
データはまちまちで注意深く監視する必要。
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《本日予定されている主な経済指標》

【韓国】
消費者物価指数(3月)8:00
予想 0.2% 前回 0.4%(前月比)
予想 0.7% 前回 0.5%(前年比)

【豪州】
中銀政策金利 12:30
予想 1.50% 現行 1.50%

【スイス】
消費者物価指数(3月)15:30
予想 0.4% 前回 0.4%(前月比)
予想 0.6% 前回 0.6%(前年比)

【ユーロ圏】
ユーロ圏生産者物価指数(2月)18:00
予想 0.2% 前回 0.4%(前月比)
予想 3.1% 前回 3.0%(前年比)

【ブラジル】
鉱工業生産(2月)21:00
予想 2.3% 前回 -2.6%(前年比)

【米国】
耐久財受注・速報値(2月)21:30
予想 -1.8% 前回 0.3%(前月比)
予想 0.1% 前回 -0.2%(輸送除くコア・前月比)

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【東京市場】週明け円安優勢に

 週明けの東京市場は、31日に発表された中国国家統計局による製造業PMIが2012年来という変化幅で上昇し、好悪判断の境目である50も超える50.5という強い結果を見せたことを好感した円安が優勢に。早朝の市場で111円台を付けた後111円近辺の高値圏で推移。さらに、10時45分に発表された中国財新製造業PMIという民間調査によるPMIも予想を上回る好結果を見せたことでリスク選好の動きがさらに強まり、ドル円は111円18銭近辺まで。その後は111円ちょうど近辺がしっかりとなり、高値圏推移が続いた。
 中国国営メディア新華社通信が先週の米中通商交渉について前向きに進展し、合意文書の文言について討議と、合意に向けた動きが進んでいることを報じたことも、リスク選好の動きを誘った。
 円主導での動きでクロス円も同様にしっかり。ユーロ円は先週末の124円30銭近辺から124円半ば超えで始まり、その後124円80銭台まで上昇。
 
 中国株が大きく買われ、上海総合は昨年6月以来の高値圏。日経平均も300円を超える上昇で、リスク選好の動きに寄与。

【ロンドン市場】円安は一服

 円安の動きが落ち着き、ドル円はやや調整が入って111円割れの場面も。
突っ込んだ動きへの警戒感が出ていた。

 欧州PMIが弱めでユーロ円に売りが入ったことも
ドル円、クロス円全体の調整に。
 
 ポンドは欧州大陸のPMIと対照的に好結果でポンド買いが優勢に。
代替案投票が実施される見込み、こちらは期待薄で目立った材料にはならず。
 
【NY市場】米小売弱めもISM製造業が強く買い戻し

 米小売売上高が予想外に前月比マイナスを記録し
ドル円は110円80銭近辺まで調整。
前回値が大きく上方修正されている分
影響は限定的も、指標発表時のインパクトがあった。
 
 その後発表されたISM製造業が逆にかなり強めの数字。
一気のドル買いが強まり111円台を回復。
東京市場での高値も超えると、もう一段の買いが入って111円40銭台まで。
 雇用部門の数字が57.5と前回の52.3から一気に改善したことも
ドル買いを誘う格好に。
新規受注や生産など重要視される項目が軒並み強め。

【本日の見通し】景況感改善がドル買いに

 昨日のISM製造業景気指数は
2016年11月以来の低水準で懸念が広がった2月の状況が一変。
雇用、新規受注、生産といった重要視される項目が伸びる格好で
全体を押し上げるという内容も強めの結果。
とくに雇用の力強い結果に今週末の米雇用統計への期待感が強まり
ドル高円安の動きとなった。

 世界的に景況感の悪化が意識されるところで
今回の景況感改善の意味も大きくドル円はしっかりした展開が続きそう。

 ドル円は111円台を維持する流れが期待されるところ。
111円台前半でのレンジ取引を中心に
上値を意識する展開か。

【本日の戦略】 押し目買い

 流れは上方向を維持。
111円台の維持を目先期待したいところで
111円ちょうど近くでは買いに回りたい。
110円80銭割れでストップ。

 デイトレは早めに打診買いで回転も。
                               
※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶ(現ミンカブ・ジ・インフォノイド)グループに入り、現在、minkabu PRESS編集部外国為替情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」すばる舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香ビジネスなど メールマガジン「外国為替ディーラーの心の中」( https://www.mag2.com/m/0000094647.html )を毎営業日朝に好評配信中