ドル全面高、対欧州通貨での買いがきっかけ

ドル全面高、対欧州通貨での買いがきっかけ

豪ドルはCPIが弱く急落を見せる

加ドルは声明が消極的で売り強まる
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《4/24 水曜日》    
    ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  111.86  1.1227  125.58
高値  112.40  1.1228  125.61
安値  111.68  1.1141  124.81
終値  112.19  1.1155  125.13
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《4/24 水曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  22200.00 -59.74
DOW   26597.05 -59.34
S&P    2927.25 -6.43
Nasdaq  8102.02 -18.81
FTSE   7471.75 -51.32
DAX   12313.16 +77.65
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《4/24 水曜日の商品市場》
NY原油先物6月限(WTI)(終値)
1バレル=65.89(-0.41 -0.62%)
NY金先物6 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1279.40(+6.20 +0.49%)
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《4/24 水曜日に発表された主な経済指標》

【豪州】
消費者物価指数(2019年第1四半期)10:30
結果 0.0%
予想 0.2% 前回 0.5%(前期比)
結果 1.3%
予想 1.5% 前回 1.8%(前年比)
結果 0.3%
予想 0.4% 前回 0.5%(0.4%から修正)(刈り込み平均前期比)
結果 1.6%
予想 1.7% 前回 1.8%(刈り込み平均前年比)
結果 0.1%
予想 0.4% 前回 0.4%(加重平均前期比)
結果 1.2%
予想 1.6% 前回 1.6%(1.7%から修正)(加重平均前年比)

【日本】
全産業活動指数(2月)13:30
結果 -0.2%
予想 -0.2% 前回 -0.2%(前月比)

景気動向指数(確報値)(2月)14:00
結果 97.1
予想  前回 97.4(景気先行指数)
結果 100.4
予想  前回 98.8(景気一致指数)

【ユーロ圏】
ドイツIFO景況感指数(4月)17:00
結果 99.2
予想 99.9 前回 99.7(99.6から修正)

【英国】
公共部門ネット負債(3月)17:30
結果 8億ポンド
予想 -11億ポンド 前回 -5億ポンド(-7億ポンドから修正)
 
【米国】
MBA住宅ローン申請指数(04/13 – 04/19)20:00
結果 -7.3%
予想 N/A 前回 -3.5%(前週比)

【カナダ】
中銀政策金利(4月)23:00
結果 1.75%
予想 1.75% 前回 1.75%
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《4/24 水曜日に発表された主なイベントニュースなど》

【米国】
*ホワイトハウス
USTR代表と米財務長官が北京を訪問し、米中の通商に関する継続的な交渉を実施する。
協議は30日から、中国側は劉鶴副首相が代表となる。
劉副首相はこの協議を経て5月8日から米国を訪問しワシントンで協議を行う。

【ユーロ圏】
*ECB月報
米自動車関税のみのユーロ圏経済への影響は限定的。

*独Ifoエコノミスト
データは独経済成長が0.8%予測を下回ること示している。
国内経済が引き続き経済の支柱となっている。
英EU離脱の延長は独景況感の助けにはなっていない。

【カナダ】
*カナダ中銀声明
緩和的な金利水準の継続が正当化される。
家計消費や原油市場、世界の通商政策を注視。
2019年のGDP見通しを従来の1.7%から1.2%に下方修正。
2020年、21年のGDP見通しは2.0%。
中立金利の水準を0.25%下方修正。(2.25~3.25%に)
見通しは需給ギャップの緩やかな拡大を示唆。
世界経済は予想以上に減速。
通商問題が企業のセンチメントや行動を抑制。
年内に世界経済が上向くことを見込む。
上期のGDPは予想以上に鈍化。
GDPは2019年第2四半期の始めは上昇。
個人消費は所得の伸びが寄与し底堅い。
労働市場は全体的に健全。
インフレは2020年、2021年を通して2%を見込む。

*ボロズカナダ中銀総裁
カナダの減速は一時的なものになる。
逆風に対応するために緩和措置が必要。
雇用指標は平均的に力強い。
雇用指標とGDPの不一致はカナダ固有のものではない。
もし、見通しが正しければ、利下げよりも利上げの可能性高い。
中立金利の見通し引き下げは大きな変更ではない。
現在の金利はカナダ中銀にポジティブな見通しを与えてくれる。
データ次第でどちらにでも動く可能性。
米国とカナダは同期していない。

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《本日予定されている主な経済指標》

【日本】
日銀政策金利 時刻未定
予想 -0.1% 現行 -0.1%

【韓国】
実質GDP速報値(第1四半期)8:00
予想 0.3% 前回 1.0%(前期比)
予想 2.5% 前回 3.1%(前年比)

【南アフリカ】
生産者物価指数(3月)18:30
予想 0.5% 前回 0.3%(前月比)
予想 5.5% 前回 4.7%(前年比)

【トルコ】
トルコ中銀政策金利 20:00
予想 24.00% 現行 24.00%

【米国】
新規失業保険申請件数(20日までの週)21:30
予想 20.0万件 前回 19.2万件

耐久財受注速報値(3月)21:30
予想 0.8% 前回 -1.6%(前月比)
予想 0.2% 前回 -0.1%(輸送除くコア前月比)

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【東京市場】豪ドル急落

 豪ドルは10時半の豪消費者物価指数が総合、刈込、加重いずれも予想を下回るかなり弱めの結果となったことで、一気に売りが進んだ。来月7日の豪中銀理事会での利下げ見通しが一気に拡大。年内の利下げ期待が強かったが、5月はまだ見送りとの見通しが強く、CPIまでには利上げ確率は10%台だったが、CPIを受けて一気に50%を超える展開に。
 豪ドルドルは0.790近辺から0.7050割れまで一気に下落。その後も値を落とし午前中に0.7030近辺まで。午後にも値を落とす場面が見られ0.7027まで付けた後、0.7030台での推移。
 豪ドル円は79円30銭近辺での推移から一気に78円70銭台に値を落とし、午前中に78円50銭台まで。その後、後場に入って円高が進んだこともあり78円50銭近辺を試す展開に。
  
 ドル円は頭の重い展開。112円台での重さが意識されてポジション調整ムード。米債利回り低下の動きも重石となった。株式市場の軟調地合いも重石に。

【ロンドン市場】この時間は小動き

 ドル円は111円台後半でのもみ合い。
この時間帯は比較的小動き。
ユーロドルは独Ifoの弱さもあって1.12割れも値を戻し1.1220近辺での推移。

 東京市場でCPIの弱さもあって急落した豪ドルももみ合いに。

【NY市場】ドル高&カナダ安

 ドルは全面高。
対欧州通貨でのドル買いが目立つ中で
ドル円もポイントの112.15-20をしっかり超えて弾みがつき
一時112.40近辺まで。
ユーロドルは1.12をしっかり割り込み、
いったんは大台を戻すも、すぐに再び割り込むとユーロ安ドル高が加速
1.1140近辺まで値を落とす展開に。
ポンドドルも1.2660台から1.2880台を付けるなど
ドルは基本的に全面高に。
 原油高一服などの好材料も、
それ以上に米景気の底堅さへの信頼感が強まる中で
欧州景気のドン家懸念が広がっており、
イースター明けで本格的に動きが出たという印象に。

 NY午前のカナダ中銀金融政策理事会は事前見通し通り現状維持を決定。
声明ではそれまで見られた利上げの文言を削除、GDP見通しを引き下げるかなり慎重なものとなり、
カナダドルが急落。ドルカナダは1.3440近辺から1.3520台までドル高カナダ安が進んだ。
その後1.35を割り込み、1.34台後半に値を戻してもみ合い

< /h2>【本日の見通し】上方向の期待続く

 ドル円は欧州通貨に比べるとドル買いの勢いが弱いが
ポイントである112.20をいったんしっかり超えたことは大きい。

 いったん調整が入った形も111円台で買いがしっかりと出るようならば
再び上を試しに行く可能性が高い。

 112円台半ばを超えをターゲットとして意識したいところ。

 今日はGW前のゴトウビで仲値がらみは不安定になる可能性が高いため
9時55分前後の取引には要注意。

【本日の戦略】押し目買い

 東京市場は調整も入るとみられ
いったんは押し目買いのチャンスがありそう。
なお持ち過ぎたくないところで
早めの切りならば111.80割れでいったん止めるという印象。

                              
※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません
                              
※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶ(現ミンカブ・ジ・インフォノイド)グループに入り、現在、minkabu PRESS編集部外国為替情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」すばる舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香ビジネスなど メールマガジン「外国為替ディーラーの心の中」( https://www.mag2.com/m/0000094647.html )を毎営業日朝に好評配信中