レンジ取引、ドル買い一時優勢も値幅限定的

レンジ取引、ドル買い一時優勢も値幅限定的

メキシコとの関税問題一服が支えも、上値追い慎重

米早期利下げ期待が重石か
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《6/10 月曜日》    
   ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  108.55  1.1321  122.65
高値  108.72  1.1331  122.99
安値  108.32  1.1290  122.63
終値  108.45  1.1312  122.67
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《6/10 月曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  21134.42 +249.71
DOW   26062.68 +78.74
S&P    2886.73 +13.39
Nasdaq  7823.17 +81.07
FTSE   7375.54 +43.60
DAX    休み
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《6/10 月曜日の商品市場》
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=53.26(-0.73 -1.35%)
NY金先物8 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1329.30(-16.80 -1.25%)
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《6/10 月曜日に発表された主な経済指標》

【日本】
GDP2次速報値(2019年第1四半期)08:50
結果 0.6%
予想 0.6% 前回 0.5%(前期比)
結果 2.2%
予想 2.2% 前回 2.1%(前期比年率)
結果 0.1%
予想 0.2% 前回 0.2%(GDPデフレータ・前年比)

国際収支(4月)08:50
結果 17,074億円
予想 15,151億円 前回 28,479億円(経常収支)
結果 16,001億円
予想 14,448億円 前回 12,710億円(経常収支(季調済))
結果 -982億円
予想 118億円 前回 7,001億円(貿易収支)

【中国】
貿易収支(5月)10:36
結果 2,791億元
予想 1,360億元 前回 936億元(貿易収支)

【英国】
鉱工業生産指数(4月)17:30
結果 -2.7%
予想 -1.0% 前回 0.7%(前月比)
結果 -1.0%
予想 0.9% 前回 1.3%(前年比)

製造業生産高(4月)17:30
結果 -3.9%
予想 -1.4% 前回 0.9%(前月比)
結果 -0.8%
予想 2.0% 前回 2.6%(前年比)

商品貿易収支(4月)17:30
結果 -121.13億ポンド
予想 -130.00億ポンド 前回 -154.30億ポンド(-136.50億ポンドから修正)

【カナダ】
住宅着工件数(5月)21:15
結果 20.23万件
予想 20.75万件 前回 23.34万件(23.55万件から修正)

住宅建設許可(4月)21:30
結果 14.7%
予想 1.8% 前回 2.8%(2.1%から修正)(前月比)

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《6/10 月曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【日本】
*黒田日銀総裁
日銀には大規模緩和の余地がある。
現時点では追加緩和の必要はない。
緩和実施の際には副作用を最大限軽減する措置。

【英国】
*レッドサム英下院院内総務 
ジョンソン前外相の減税発言を現実的に不可能と批判。
管理されたEU離脱を目指す。
10月31日からさらに延期する可能性は極めて低い。

*ラーブ英元EU離脱相
英内閣は10月31日までにEUを離脱すると確信すべき。
合意の上で離脱したいが、合意なき離脱も受け入れる。
議会では合意なき離脱を防ぐことはほぼ不可能だろう。

*英首相報道官
英国の経済ファンダメンタルズは非常に強い。
メイ首相は、残りの首相就任期間を国内の課題優先で行う。
マイケル・ゴーブ環境相について全幅の信頼を置いている。

*ハント英外相
離脱しなければ保守政権およびおそらく保守党は存在できず。

【米国】
*トランプ米大統領
メキシコが合意を遂行しなければ、関税を復活させる。
米金融当局は私の言うこと聞かず、ミスを犯した。
米金融当局は極めて破壊的だ。
中国は通貨を切り下げた。
習主席はG20会議に参加しなければ、中国製品に対する関税は即時に実施されよう。
中国との合意がないことは、追加関税を意味する。
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《本日予定されている主な経済指標》

【日本】
マネーストックM2(5月)8:50
予想 2.6% 前回 2.6%(前年比)

【英国】
失業率(5月)17:30
予想 N/A 前回 3.0%

ILO失業率(4月)17:30
予想 3.8% 前回 3.8%(3カ月)

【南アフリカ】
製造業生産高(4月)20:00
予想 0.4% 前回 0.8%(前月比)

【米国】
生産者物価指数(5月)21:30
予想 0.1% 前回 0.2%(前月比)
予想 2.0% 前回 2.2%(前年比)
予想 0.2% 前回 0.1%(食品エネルギー除くコア・前月比)
予想 2.3% 前回 2.4%(食品エネルギー除くコア・前年比)

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【東京市場】ドル高がやや優勢に

 ドル円は108円台でしっかりとした動きとなった。米雇用統計の弱さもあり、先週末のNY市場で107円80銭台まで値を落とし、108円20銭近辺まで戻して迎えた週明けの市場。週末に米政府が本日から実施予定となっていたメキシコからの全輸入品に対する関税実施を無期限先送りとしたことで108円台半ば近辺に値を戻して週の取引となった。
 その後少し調整が入ったが、午後に入ってドル買いの動きが広がり、ドル円は108円60銭台での推移に。
 ユーロドドルは1.1330近辺から1.1303まで。ドル全面高の中、1.1330台から1.1300近くまで値を落とした。

【ロンドン市場】ドル買い

 ドル買いの流れでドル円は一時108円70銭台まで。
クロス円も買いが先行で、序盤は円安の動きも。
その後目立ったのはポンド売りドル買い、英月次GDPや鉱工業生産の弱さが重石に。

 ドル円はその後もみ合いに、上値追いには慎重も
メキシコとの関税問題一服が下値を支えた。

【NY市場】ドル円108円台半ば前後の動き

 ドル円は108円台半ば前後での動き。
メキシコとの関税問題一服が支えも、
109円を試しに行くだけの勢いは見られず。
来週の利下げ期待こそ落ち着いたものの
7月もしくは9月の利下げがほぼ確実視される中で
ドルの頭が重い。

 英保守党の党首候補が10名出そろった。
波乱なく相場の材料視はされなかったが、今後の支持率動向次第。

【本日の見通し】リスク警戒継続

 ドル円は上下ともに動きにくさ
米国とメキシコとの関税問題がクリアされたことで
いったんは上昇の動きも109円が遠い印象。
来週の利下げ期待は一時に比べ落ち着いており、
本命は7月という流れに戻ってきているが
こうした状況を踏まえて頭が重いことを考えると
リスクは依然下方向か。
107円80銭のサポートをどこかで崩せるかがポイントに。
基調は108円台半ば前後でのレンジ。

【本日の戦略】戻り売り

 目先の上昇が108円70銭台で阻まれたこともあり
再び下方向に。
107円80銭がしっかりという印象は継続で
デイトレはレンジ取引を意識。
スウィングは戻りを売りに回りたい。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶ(現ミンカブ・ジ・インフォノイド)グループに入り、現在、minkabu PRESS編集部外国為替情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」すばる舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香ビジネスなど メールマガジン「外国為替ディーラーの心の中」( https://www.mag2.com/m/0000094647.html )を毎営業日朝に好評配信中