主要通貨レンジ取引続く、タンカー攻撃への警戒感も

主要通貨レンジ取引続く、タンカー攻撃への警戒感も

108円台半ばからの買いに慎重姿勢

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《6/13 木曜日》    
    ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  108.50  1.1287  122.48
高値  108.54  1.1304  122.56
安値  108.17  1.1269  122.14
終値  108.38  1.1276  122.22

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《6/13 木曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  21032.00 -97.72
DOW   26106.77 +101.94
S&P    2891.64 +11.80
Nasdaq  7837.13 +44.41
FTSE   7368.57 +0.95
DAX   12169.05 +53.37
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《6/13 木曜日の商品市場》
NY原油先物JUL月限(WTI)(終値)
1バレル=52.28(+1.14 +2.23%)
ブレント先物AUG月限(ICE)(終値)
1バレル=61.31(+1.34 +2.23%)
NY金先物AUG 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1343.70(+6.90 +0.52%)

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《6/13 木曜日に発表された主な経済指標》

【英国】
RICS住宅価格指数(5月)08:01
結果 -10.0%
予想 -21.0% 前回 -23.0%

【豪州】
雇用統計(5月)10:30
結果 4.23万人
予想 1.60万人 前回 4.31万人(2.84万人から修正)(雇用者数)
結果 5.2%
予想 5.1% 前回 5.2%(失業率)

【日本】
第3次産業活動指数(4月)13:30
結果 0.8%
予想 0.4% 前回 -0.4%(前月比)

ユーロ圏】
ドイツ消費者物価指数・確報値(5月)15:00
結果 0.2%
予想 0.2% 前回 0.2%(前月比)
結果 1.4%
予想 1.4% 前回 1.4%(前年比)

ドイツ調和消費者物価指数・確報値(5月)15:00
結果 0.3%
予想 0.3% 前回 0.3%(前月比)
結果 1.3%
予想 1.3% 前回 1.3%(前年比)

ユーロ圏鉱工業生産(4月)18:00
結果 -0.5%
予想 -0.5% 前回 -0.4%(-0.3%から修正)(前月比)
結果 -0.4%
予想 -0.6% 前回 -0.7%(-0.6%から修正)(前年比)
 
【スイス】
スイス中銀政策金利 16:30
結果 -0.75%
予想 -0.75% 前回 -0.75%

【米国】
新規失業保険申請件数(06/02 – 06/08)21:30
結果 22.2万件
予想 21.5万件 前回 21.9万件(21.8万件から修正)(前週比)

輸入物価指数(5月)21:30
結果 -0.3%
予想 -0.2% 前回 0.1%(0.2%から修正)(前月比)
結果 -1.5%
予想 -1.2% 前回 -0.3%(-0.2%から修正)(前年比)

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《6/13 木曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【米国】
*トランプ米大統領
合意に反してメキシコからの移民流入が減らない場合は、これまでよりもはるかに厳しいフェーズ2に入る。

*コンウェイ米大統領顧問
トランプ米大統領はG20首脳会合で中国国家主席と会う際に、香港デモについて話し合う可能性。

*ポンペオ米国務長官
ホルムズ海峡沖の日本向けタンカーへの攻撃、イランの責任

【中国】
*中国劉鶴副首相
中国経済は外部からの圧力に直面している。
中国の長期的な成長トレンドに変化はない。
中国経済は大きな構造変化の中にある。
中国は金融レバレッジの高い伸びを抑制した。
金融リスクを抑制するための的確な対策を必要としている。

【メキシコ】
*ヒース・メキシコ副総裁
関税はトランプ米大統領からのほぼ恒久的な威嚇だ。
もう1つの重大なリスク要因はUSMCA(米国・メキシコ・カナダ)の批准。
インフレがメキシコ中銀の予想よりも急速に低下する場合は、政策変更を決める際にそれを考慮に入れ得る。
米金融当局が利下げするなら、メキシコに一息つく時間を与える。

【スイス】
*スイス中銀
スイス中銀、3カ月LIBORに代わるを新たな政策金利を導入。
フラン相場は依然として過大評価されている。
2019年GDP成長見通しは1.5%付近(従来予測と同水準)
2019年消費者物価見通しは0.6%、2020年は0.7%、2021年は1.1%に。

【ユーロ圏】
*独経済省
第2四半期の経済見通しは引き続き抑制される見込み。
内需は引き続き健全だが、世界経済見通しは依然弱い。
2019年下半期には世界経済の状況は改善する見込み。

*トリア伊財務相
EUと7月9日までに合意できること模索。
ユーロ圏の閣僚らにイタリアは財政目標を尊重していること説明するつもり。

*ラガルドIMF専務理事
ユーロ圏の高債務国は財政を立て直すべき

【英国】
*英保守党 党首選挙
ラーブ氏 27票
マクベイ氏 9票・・・脱落
レッドサム氏 11票・・・脱落
ジョンソン氏 114票
ジャビッド氏 23票
ハント氏 43票
ハーパー氏 10票・・・脱落
ハンコック氏 20票
ゴーブ氏 37票

【その他】
*OPEC
貿易の緊張が世界の石油需要を阻害していると警告。

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《本日予定されている主な経済指標》

【日本】
鉱工業生産・確報値(4月)13:30
予想 N/A 前回 0.6%(前月比)
予想 N/A 前回 -1.1%(前年比)

設備稼働率(4月)13:30
予想 N/A 前回 -0.4%(前月比)

【インド】
卸売物価指数(5月)15:30
予想 3.03% 前回 3.07%(前年比)

【中国】
鉱工業生産(5月)16:00
予想 5.4% 前回 5.4%(前年比)
予想 6.1% 前回 6.2%(年初来・前年比)

小売売上高(5月)16:00
予想 8.1% 前回 7.2%(前年比)
予想 8.0% 前回 8.0%(年初来・前年比)

【香港】
生産者物価指数(第1四半期)17:30
予想 N/A 前回 0.3%(前年比)

鉱工業生産指数(第1四半期)17:30
予想 N/A 前回 1.3%(前年比)

【米国】
小売売上高(5月)21:30
予想 0.6% 前回 -0.2%(前月比)
予想 0.4% 前回 0.1%(自動車除くコア・前月比)

鉱工業生産(5月)22:15
予想 0.2% 前回 -0.5%(前月比)

設備稼働率(5月)22:15
予想 78.0% 前回 77.9%(前月比)

ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値(6月)23:00
予想 98.0 前回 100.0

企業在庫(4月)23:00
予想 0.5% 前回 0.0%(前月比)

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【東京市場】豪雇用統計後一時豪ドル円の売り、ドル円もつられ安

 豪雇用統計後に豪ドル売り、
失業率が予想より弱かったものの、雇用者数は多く、
それほど弱くは見えなかったが、正規雇用の伸びが鈍かったことなどが重石となり
発表後は豪ドル売りに。
今回の結果を受けて早期の追加利下げ期待が強まったという見方も。
豪ドル円の売りがドル円の下げを誘う加工で、ドル円は一時108円17銭近辺。
もっとも、その後はじりじりと値を戻す展開に。

【ロンドン市場】欧州株は堅調

 ドル円はじりじりとした買い戻しが継続で108円台半ばまでと
東京午前の下げ分を解消。

 ユーロはもみ合い。トリア財相がEU財政目標尊重を閣僚に説明との発言で
1.13台を回復する動きを見せた。

 ロンドン朝型に報じられたホルムズ沖の日本向けタンカーへの攻撃報道で
原油先物が上昇し、カナダはしっかり。
ドル円への影響は限定的なものにとどまっている。

【NY市場】ドル円は108円台でのレンジ取引続く、リスク警戒の動きも

 NY市場でドル円は108円台前半を中心とした動き。午前中はドル高円安の動きが優勢で、
一時108円54円を付ける動きが見られたが、108円50銭超えでの買いに慎重な姿勢が見られ
NY午後は売りが優勢となった。
 ホルムズ海峡沖の日本向けタンカーへの攻撃について、米国務長官がイランの責任と発言したこともあり
リスク警戒の動きが広がる展開に。NY原油の上昇などもあり、ドル円の頭を押さえた。
米株が反発したにもかかわらず、米債利回りの低下が見られ、ドル売りに寄与した面も。

 ユーロドルは頭の重い展開に。イタリア20年債発行などの報道に財政問題に対する警戒感が広がり
ユーロの重石となった面も。ユーロ円の頭も重い。

 保守党党首選第1回投票が行われ、ボリスジョンソン前外相が差をつけて一位となったポンド
大きな方向性は見られず。二位に穏健派のハント外相が入り、今後の情勢次第との思惑が広がったことで
動きが出にくかった面も。

 ホルムズ海峡沖の日本向けタンカーへの攻撃を受けた原油高でロンドン市場で買いが入ったカナダは
NY市場では調整の動き。もっとも上下ともに昨日のNY市場午後の下げのレンジ内での動きにとどまっている

【本日の見通し】レンジ取引継続か

 レンジ取引が続いている。108円台半ばからが重くなっており、依然として警戒感は下方向。
香港の大規模デモへに対する対応もあり、中国としても米国へ弱気な姿勢を見せることが難しくなった面も。
ドル円は下方向への警戒感が継続。

 中東情勢に関してはホルムズ海峡沖のタンカー攻撃で緊張感が高まった格好に。
ただ、どこまで大きな問題にするのかは微妙で、今日以降の材料になるのかは未知数。

 英保守党党首選はまだ今後の情勢を見極める状況。
第一回投票を終えて、3名が脱落。7名が残っているが
今後を見据えて自分から降りる候補も出てくるとみられる。
ジョンソン外相が依然優勢も、穏健派も二位のハント氏を中心にまとまる可能性。

 こうした状況から、基本的にはレンジ取引の中で次の方向性を探る展開に。

【本日の戦略】戻り売り

 上値の重さが意識されている。
ドル円は戻り売りを丁寧に入れたいところ。
スウィングは109円までは売り上がりの意識。
デイトレは108円台半ばの売りからの回転も。無理は禁物。
109円にしっかり乗せるとストップ。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶ(現ミンカブ・ジ・インフォノイド)グループに入り、現在、minkabu PRESS編集部外国為替情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」すばる舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香ビジネスなど メールマガジン「外国為替ディーラーの心の中」( https://www.mag2.com/m/0000094647.html )を毎営業日朝に好評配信中