FOMC据え置き、辛抱強くなれるの文言削除もドットプロットがやや期待外れ

FOMC据え置き、辛抱強くなれるの文言削除もドットプロットがやや期待外れ

8名が据え置き、1名が利上げ、1名が一回利下げ、7名が二回利下げ
市場期待の3回利下げ見通しでず、利下げ派が大勢にもなれず

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《6/19 水曜日》
  ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  108.45  1.1194  121.40
高値  108.62  1.1254  121.66
安値  107.90  1.1187  121.17
終値  108.10  1.1226  121.36
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《6/19 水曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  21333.87 +361.16
DOW   26504.00 +38.46
S&P    2926.46 +8.71
Nasdaq  7987.32 +33.44
FTSE   7403.54 -39.50
DAX   12308.53 -23.22
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《6/19 水曜日の商品市場》
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=53.76(-0.14 -0.26%)
NY金先物8 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1348.80(-1.90 -0.14%)
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《6/19 水曜日に発表された主な経済指標》

【日本】
通関ベース貿易収支(5月)8:50
結果 -9671億円
予想 -12000億円 前回 568億円(604億円から修正)
結果 -6091億円
予想 -7545億円 前回 -1109億円

【豪州】
Westpac先行指数(5月)9:30
結果 -0.08%
予想 N/A 前回 -0.09%(前月比)

ユーロ圏】
ドイツ生産者物価指数(5月)15:00
結果 -0.1%
予想 0.1% 前回 0.5%(前月比)
結果 1.9%
予想 2.1% 前回 2.5%(前年比)

ユーロ圏経常収支(4月)17:00
結果 209億ユーロ
予想 N/A 前回 247億ユーロ(季調済)

【南アフリカ】
消費者物価指数(5月)17:00
結果 4.5%
予想 4.4% 前回 4.4%(前年比)
結果 0.3%
予想 0.3% 前回 0.6%(前月比)

【香港】
失業率(5月)17:30
結果 2.8%
予想 2.8% 前回 2.8%

【英国】
消費者物価指数(5月)17:30
結果 0.3%
予想 0.3% 前回 0.6%(前月比)
結果 2.0%
予想 2.0% 前回 2.1%(前年比)
結果 1.7%
予想 1.6% 前回 1.8%(コア・前年比)

生産者物価指数(5月)17:30
結果 0.0%
予想 0.2% 前回 1.9%(1.1%から修正)(仕入・前月比)
結果 1.3%
予想 0.8% 前回 4.5%(3.8%から修正)(仕入・前年比)
結果 0.3%
予想 0.2% 前回 0.3%(出荷・前月比)
結果 1.8%
予想 1.7% 前回 2.1%(出荷・前年比)
結果 0.1%
予想 0.2% 前回 0.2%(出荷・コア・前月比)
結果 2.0%
予想 2.0% 前回 2.2%(出荷・コア・前年比)

小売物価指数(5月)17:30
結果 0.3%
予想 0.2% 前回 1.1%(前月比)
結果 3.0%
予想 2.9% 前回 3.0%(前年比)
結果 3.0%
予想 2.9% 前回 3.0%(前年比・除くモーゲージ利払い)

【米国】
MBA住宅ローン申請指数(06/08 – 06/14)20:00
結果 -3.4%
予想 N/A 前回 26.8%(前週比)

FRB政策金利 20日3:00
結果 2.25-2.50%
予想 2.25-2.50% 現行 2.25-2.50%

【カナダ】
消費者物価指数(5月)21:30
結果 0.4%
予想 0.1% 前回 0.4%(前月比)
結果 2.4%
予想 2.1% 前回 2.0%(前年比)

【ブラジル】
中銀政策金利(6月)20日6:00
結果 6.50%
予想 6.50% 前回 6.50%

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《6/19 水曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【米国】
*トランプ米大統領
2020年11月の大統領選への出馬を正式に表明した。
中国習近平氏は素晴らしい国家主席であり、偉大な指導者だ。
中国と公平な合意を結ぶか、全く合意なしかのどちらかだろう。

*パウエルFRB議長
多くの参加者は利下げを見込むのは適切と見ている。
特定のデータに過剰に反応しないことが重要。
FOMCは様子を見たがっている。
過度に長期に待つリスクが高まっいるとは考えていない。
必要であれば手段を使う用意。
貿易のニュースはセンチメントに重要。
直近のデータは好調。特に消費。
法律は明白、4年の任期をまっとうする意向。
利下げは指標次第。
可能な利下げ規模に関しては実際、まだ考えていない。
今回の利下げには支持がなかった。
必要に応じて行動する。

*FOMC声明
辛抱強くの文言削除。
情報を注視し適切に行動。
経済見通しに不透明感が増している。
データを注視。
世界経済の動向や弱いインフレに言及。
経済活動は底堅いから緩やかに下方修正。
設備投資は弱まった。
家計支出は上昇。
インフレは2%以下で推移。
ブラード・セントルイス連銀総裁が利下げを主張し反対票。

*ライトハイザーUSTR代表
大阪G20に向けて今週後半に中国側と電話会談。
大阪G20では米中首脳会談の前に中国側と協議。

【トルコ】
*トランプ米大統領
トルコによるロシアからのS400の購入をうけて新たな制裁を検討。

【その他】
*イラク
南東部バスラにある外国籍の石油会社オフィスにロケット砲が複数打ちこまれ2名が負傷。
米石油エクソンモービルのバスラ事務所は外国人従業員20人を避難。

【ユーロ圏】
*ユンケル欧州委員長
中銀の独立性に対する攻撃は「アンフェア」だ。

*デギンドスECB副総裁
ECBは複合的な行動でインフレを修復することできる。
ECBは幅広い手段有する、フォワードガイダンス、TLTRO、債券再投資、QEなど。
リスクは下方に傾斜、表面化すれば対応するだろう。
米中貿易戦争が双方で合意すること望む、誰にとっても良いニュースに。
(CNBCで)

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《本日予定されている主な経済指標》

【日本】
日銀政策金利 時刻未定
予想 -0.1% 現行 -0.1%

全産業活動指数(4月)14:30
予想 0.7% 前回 -0.4%(前月比)

【NZ】
GDP(第1四半期)7:45
予想 0.6% 前回 0.6%(前期比)
予想 2.3% 前回 2.3%(前年比)

【英国】
小売売上高(5月)17:30
予想 -0.5% 前回 0.0%(前月比)
予想 2.7% 前回 5.2%(前年比)

英中銀政策金利 20:00
予想 0.75% 現行 0.75%

【米国】
新規失業保険申請件数(15日までの週)21:30
予想 22.0万件 前回 22.2万件

フィラデルフィア連銀景況指数(6月)21:30
予想 10.4 前回 16.6

経常収支(第1四半期)21:30
予想 -1250億ドル 前回 -1344億ドル

景気先行指数(5月)23:00
予想 0.1% 前回 0.2%(前月比)

【ユーロ圏】
ユーロ圏消費者信頼感・速報値 23:00
予想 -6.5 前回 -6.5

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【東京市場】朝方堅調も一転して値を落とす

ドル円は朝方しっかりの動きで108円60銭台まで上昇。昨日トランプ米大統領がG20サミットで米中首脳会談を行うことを発表、習中国国家主席も前向きな姿勢を示したことを好感し、海外市場でドル買い円売りの動きに。東京朝もこの流れが継続。株高の動きなども支えとなり、ドル円はしっかり。
 もっとも、その後一転して円買いの動きに。ロシアからのS400の購入を決めたトルコに対して米国が新たな制裁を検討と報じられ、リラ売り円買いが一気に進んだことでリスク警戒の動きに。
 今晩のFOMCを前にポジション調整の動きが見られた。
 ドル円はじりじりと108円30銭台まで下落。

【ロンドン市場】FOMC控え調整

 ドル円は一時108円20銭台も、すぐに戻してもみ合いに。
FOMCを控えて様子見ムード。
昨日のドラギ総裁の追加緩和示唆発言に加えて
デギンドス副総裁が講演。幅広い手段でインフレを修復、リスクは下方向など
今後の緩和姿勢を示したが影響は限定的。

【NY市場】FOMC据え置き、辛抱強くなれる削除も、ドットプロットが期待外れ

 注目のFOMC、金利は予想通り据え置き
先週一時30%前後まで強まった利下げ期待は今週に入って落ち着いており
据え置きを織り込み済みで、こちらの反応は限定的。
注目の声明での辛抱強くなれるの文言は削除で
早期の追加利下げに向けた道筋が生じたことで、ドル売りの動き。
ドル円は108円手前の買いをこなし、107.90円近辺に。
しかし、ポイントである107.80台が崩せず
いったん108円台に戻す展開に。
ドットプロットが期待外れで下値進行に慎重姿勢。

【本日の見通し】ドットプロットが期待外れも

 FOMC後のドル売りで一時108円割れもドットプロットがやや期待外れで動きは限定的。
1名利上げ、8名据え置き、1名一回利下げ、7名二回利下げ。
市場の期待する3回利下げ主張が出ず、中央値もぎりぎりながら据え置き
利下げを完全に織り込み、二回もしくは三回という金利市場との乖離が目立つ格好。
ドル売りの流れが継続も一気の下げが厳しくなった形。
ポイントは107.80で、ここをしっかり割り込むと下値期待が強まるが
FOMC後の下げが107.90で止められたように一筋縄ではいかないか。
下方向に期待も、反転リスクも意識。

【本日の戦略】ドルは戻り売り

 ドットプロットがやや期待外れも
方向は下方向。
戻りは売りに回りたい。
しっかりと108円割れでドル売りが強まる展開も。
108円台前半を売りに回って、108.75超えでストップという印象。
デイトレは早めに売りも、下値の堅さを確認した場合は早めに見切り。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶ(現ミンカブ・ジ・インフォノイド)グループに入り、現在、minkabu PRESS編集部外国為替情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」すばる舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香ビジネスなど メールマガジン「外国為替ディーラーの心の中」( https://www.mag2.com/m/0000094647.html )を毎営業日朝に好評配信中