雇用統計後の株安ドル高の流れ続く

雇用統計後の株安ドル高の流れ続く

利下げ見通し後退が週明けも広がる
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《7/8 月曜日》
ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  108.43  1.1223  121.73
高値  108.80  1.1234  121.97
安値  108.28  1.1207  121.52
終値  108.72  1.1214  121.93
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《7/8 月曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  21534.35 -212.03
DOW   26806.14 -115.98
S&P    2975.95 -14.46
Nasdaq  8098.38 -63.41
FTSE   7549.27 -3.87
DAX   12543.51 -25.02
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《7/8 月曜日の商品市場》
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=57.66(+0.15 +0.26%)
NY金先物8 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1400.00(-0.10 -0.01%)
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《7/8 月曜日に発表された主な経済指標》

【日本】
機械受注(5月)08:50
結果 -7.8%
予想 -3.7% 前回 5.2%(前月比)
結果 -3.7%
予想 -3.6% 前回 2.5%(前年比)

国際収支(5月)08:50
結果 15,948億円
予想 13,809億円 前回 17,074億円(経常収支)
結果 13,057億円
予想 12,310億円 前回 16,001億円(経常収支(季調済))
結果 -6,509億円
予想 -7,589億円 前回 -982億円(貿易収支)

【ユーロ圏】
ドイツ鉱工業生産(5月)15:00
結果 0.3%
予想 0.3% 前回 -1.9%(前月比)
結果 -3.7%
予想 -3.2% 前回 -1.8%(前年比)

ドイツ貿易収支(5月)15:00
結果 206億ユーロ
予想 170億ユーロ 前回 179億ユーロ(貿易収支)

ドイツ経常収支(5月)15:00
結果 165億ユーロ
予想 125億ユーロ 前回 226億ユーロ(経常収支)

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《7/8 月曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【日本】
*黒田日銀総裁
景気は基調としては緩やかに拡大している。
景気は先行き基調としては緩やかな拡大を続ける。
コア消費者物価は2%に向け徐々に上昇率を高めていく。
金融システムは安定性を維持、金融環境は極めて緩和。
少なくとも20年春ごろまで現在の極めて低い金利を維持。

【ユーロ圏】
*クーレECB理事
必要であればQEを再スタートさせる可能性ある。
これまで以上にECBには緩和的な政策が必要。

*トリア伊財務相
今年の改善の後も2020年に構造改革の努力続けること重要。
財政赤字GDP比の安定化が鍵。
所得税をカットすべき。

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《本日予定されている主な経済指標》

【日本】
マネーストックM2(6月)8:50
予想 2.6% 前回 2.7%(前年比)

【スイス】
失業率(6月)14:45
予想 2.4% 前回 2.4%(季調済)
予想 2.2% 前回 2.3%(季調前)

【カナダ】
住宅着工件数(6月)21:15
予想 20.86万件 前回 20.23万件

住宅建設許可(5月)21:30
予想 -10.0% 前回 14.7%(前月比)

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【東京市場】午後ややドル安円高優勢に

 ドル円は108円台半ばでのもみ合いから若干ドル安の動きとなっている。

 前週末のNY市場での米雇用統計の好結果を受けて上昇を見せたドル円。108円台半ばで週の取引を終え、週明け月曜日も午前中は108円台半ばばさみでの動きが目立った。
 もっとも日経平均が大幅安となったことに加え、上海総合が一時3%を超える下げとなるなど、アジア株が軒並みの大幅安となり、リスク警戒感からの円買いを誘う展開に。
 先週末に大きく上昇を見せた米債利回りにも調整が入り、10年債利回りが2.03%台から2.01%台に低下する中でドル売りの動きが強まった。

 ドル円は108円30銭を割り込む動き。レンジ的には30銭ほどでそれほど大きいわけではないが、午後は頭の重い印象が強い展開に。

  週明けもっとも動きを見せたのはトルコリラ。週末にエルドアン大統領がトルコ中銀のチェティンカヤ総裁の更迭とウイサル副総裁の昇格を発表。中銀の独立性への疑義が広がったことに加え、エルドアン大統領がチェティンカヤ総裁の高金利路線へ度々不満を表明していたことから、今後の利下げ圧力拡大への懸念が広がった。リラ円は先週末の18円25銭近辺から17円74銭近辺まで値を落とし、その後も17円80銭-90銭を中心にした安値圏でのレンジ取引。

【ロンドン市場】ドル高調整一服

 東京午後からのドル高調整が一服し
その後ドル円が108円台半ばでもみ合うなど、しっかりの展開に。
 
 ユーロドルは1.12台前半推移。こちらもドル高調整は1.1230台まで。

 最もその後の値幅も限定的で次の流れ待ち。

【NY市場】夕方に108円80銭付ける

 NY市場でもドル高基調継続。
東京午後のドル高調整が限定的で
地合いの強さが印象的に。

 ドル円はNY時間夕方に108.80近辺までと直近高値を更新、
その後も高値圏推移。

 目立った材料がなく、株安の動きなども見られる中
先週末からのドル高傾向が継続した形。 

【本日の見通し】ドル高基調継続へ

 ドル円は堅調地合いを維持する展開に。
今月のFOMCでの利下げ見通しが大きく下がってきており、
依然として利下げが大勢も、今週のパウエル議長の議会証言やFOMC議事録の内容次第では
据え置きが大勢になる可能性が十分に出てきたことで
ドル買いの動きが広がる展開に。
昨日のNY市場では米株も続落しており
これまでやや過剰気味に期待していた利下げ期待の大幅調整が進む展開に。

 ドル円は109円手前にはまだ売り意欲も
押し目が鈍いだけに、上方向の期待が大きい。
今日も目立った材料はなく、明日からのパウエル議長の半期議会証言待ち
ドルの堅調地合いは継続で
108円台半ばあたりがしっかりとしてくると109円トライも。

【本日の戦略】押し目買い

 中期的な流れはともかく、目先はしっかり。
ドル円は108円台後半から109円トライをにらむ展開。
それだけ先の利下げ見通しの変化が与える影響は大きい。
もっとも明日からの米半期議会証言で流れが変わる可能性があるだけに
あまり無理をしたい局面ではない。
108円台半ばがしっかりしてくると少し買いに回りたいところ。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶ(現ミンカブ・ジ・インフォノイド)グループに入り、現在、minkabu PRESS編集部外国為替情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」すばる舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香ビジネスなど メールマガジン「外国為替ディーラーの心の中」( https://www.mag2.com/m/0000094647.html )を毎営業日朝に好評配信中