東京朝の円高進行から、一転してドル高円安

東京朝の円高進行から、一転してドル高円安

米中協議への期待感などがドル買い円売り誘う

クロス円も軒並みの買い戻し、東京朝の円高に行き過ぎ感も

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《8/26 月曜日》
ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  105.13  1.1148  117.16
高値  106.41  1.1164  118.20
安値  104.46  1.1094  116.57
終値  106.12  1.1102  117.83

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《8/26 月曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  20261.04 -449.87
DOW   25898.83 +269.93
S&P    2878.38 +31.27
Nasdaq  7853.74 +101.97
FTSE    休み
DAX   11658.04 +46.53

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《8/26 月曜日の商品市場》

NY原油先物OCT月限(WTI)(終値)
1バレル=53.64(-0.53 -0.98%)
ブレント先物OCT月限(ICE)(終値)
1バレル=58.70(-0.64 -1.08%)
NY金先物12 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1537.20(-0.40 -0.03%)

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《8/26 月曜日に発表された主な経済指標》

【NZ】
貿易収支(7月)7:45
結果 -6.85億NZドル
予想 -2.77億NZドル 前回 3.65億NZドル

【日本】
景気動向指数(確報値)(6月)14:00
結果 100.4
予想  前回 100.4(景気一致指数)
結果 93.3
予想  前回 93.3(景気先行指数)

【シンガポール】
鉱工業生産指数(7月)14:00
結果 3.6%
予想 -1.7% 前回 -0.3%(1.2%から修正)(前月比)
結果 -0.4%
予想 -5.8% 前回 -8.1%(-6.9%から修正)(前年比)

【ユーロ圏】
ドイツIfo景況感指数(8月)17:00
結果 94.3
予想 95.1 前回 95.8(95.7から修正)

【香港】
貿易収支(7月)17:30
結果 -322億香港ドル
予想 -428億香港ドル 前回 -552億香港ドル

【米国】
耐久財受注(速報値)(7月)21:30
結果 2.1%
予想 1.2% 前回 1.8%(1.9%から修正)(前月比)
結果 -0.4%
予想 0.0% 前回 0.8%(1.0%から修正)(コア・前月比)
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《8/26 月曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【中国】
*中国劉副首相
対話を通じた問題解決の用意がある。
冷静な交渉で通商摩擦の解決を望む。
貿易戦争のエスカレートに断固反対。

*中国外務省
米中による週末の電話協議は承知せず。

*中国人民銀
実質的な貸出金利を一段と低下させる。

【米国】
*トランプ米大統領
昨日、中国側から交渉を再開したいと米国担当者に連絡あった。
中国から2回の電話を受けた、中国は取引を望んでいる。
米国は日本との通商交渉で極めて優位に立っている。
仏産ワインへの米関税、デジタル課税巡る協議次第。
貿易を含め多くの点でメルケル独首相と合意した。
G7は生産的だった。
ドイツ車に対する関税を考えなくてすむように望む。
EUと貿易について議論した。
メルケル独首相とはイランの核問題で合意した。
G7では対イランで結束した。
来年のG7会合はおそらくマイアミで開催。

G7マクロン仏大統領との共同会見
中国は通貨の価値を引き下げている。
習近平国家主席は輝かしい人。
中国は取引を従っていると思う。

*ムニューシン米財務長官
中国からのコメントを歓迎、協議の継続を期待。

【ユーロ圏】
*独IFOエコノミスト
製造業はリセッション、サービス業は追随へ。
足元の貿易戦争の動きは、最新の調査結果には反映されていない。
自動車部門は改善も、エンジニアリング、化学、電子機器などが大幅悪化。

*メルケル独首相
米国との貿易問題を速やかに解決したい。
米中貿易協議で合意することを期待。

【日本】
*安倍首相
米朝プロセスを支持する。
イラン情勢、外交努力が重要。
日米の貿易協定、9月までの署名目指す。
日韓関係、日米首脳会談でのやり取りはない。
米中問題を受けて、日本経済への影響を十分に目配りし、経済運営に万全を期す。
9月に内閣改造を行う。自民党役員人事も行いたい。これらは継続性、安定性を重視する。

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《本日予定されている主な経済指標》

【ユーロ圏】
ドイツGDP・確報値(第2四半期)15:00
予想 -0.1% 前回 -0.1%(前期比)
予想 0.4% 前回 0.4%(前年比)

【米国】
S&Pケースシラー住宅価格(6月)22:00
予想 2.30% 前回 2.39%(20都市・前年比)

コンファレンスボード消費者信頼感指数(8月)23:00
予想 130.0 前回 135.7

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【東京市場】朝方クロス円のパニック売りも

早朝の市場で一気に円高が進行。
米中関係の悪化が円買いを誘う中、先週末は下値を支えた105円を割り込む動きに。
トルコリラ円が流動性の薄い中で売りが出たこともあり
一気に崩れる場面も見られた。

もっとも下げ一服後は買い戻し、105円台後半を回復に。
中国の劉副首相が「落ち着いた対話による貿易摩擦解決の意思がある」、
「貿易戦争のエスカレートには反対する」と発言したことなどに反応した。
クロス円も軒並みの買い戻し。

【ロンドン市場】ドル円106円台手前に

ドル円は106円手前まで上昇。
トランプ大統領が中国が協議再開の申し入れと発言したことなどがドル買い円売りを誘い
東京市場の高値を超えて買い戻し。
東京朝の下げで一服感が出ていることも、ドル買い円売りに。

クロス円も軒並みの上昇。

【NY市場】ドル高円安

週明け26日のNY外国為替市場で、ドル円は一時106円41銭をつけるなど、買い戻しの動きが一時広がった。前週末の中国による米国の対中追加関税第4弾に対する対抗関税の発表と、それを受けてのトランプ政権による関税率引き上げ及び米企業の中国からの撤退要求などの対抗策を受けて、米中関係の悪化懸念が拡大。ドル円は先週末に105円台前半、週明けの東京午前に104円台まで大きく値を落とす場面が見られた。
しかし、行き過ぎた動きへの警戒感もあって、その後は買い戻しが優勢に。さらにトランプ大統領が中国から通商協議再開の申し入れを受けたとの発言が出たこともあり、ドルの買い戻しがもう一段強まる展開に。

106円超えではドル売りに回っていた短期筋からのストップロス注文などが入っていたとみられ、106円41銭まで急騰。その後は106円ちょうど前後がサポート水準となって、下値を支え、NY午後には少し買戻しが入って106円10銭台を中心とした推移となった。

先週末に軒並み2%超え、ナスダックは3%の大幅安となった米株が1%超の戻しとなるなど、各市場は買い戻しが優勢な展開で、リスク警戒の動きが後退している。

<h2>【本日の見通し】リスク警戒継続</h2>

当面は不安定な展開が続きそう。
目先トルコリラ円の大幅な崩れなども含め、下方向の動きで過熱感が出たこともあり
突っ込んだ売りには慎重。流れ的には少し値を戻す展開に。
ただ、米中両国間の通商問題に関する溝はかなり深いとみている。
合意まではまだ紆余曲折が予想されるだけに
先行き不透明感を含めドルを積極的に買いに回るのは少し怖い。
今日の動きとしては押し目買いもありそうだが、ストップを確実にという展開。
106円台半ばからが重くなり、中国もしくは米国の要人からネガティブ発言が出てくるようだと
いったんドル売り円買いも。
人民元安が進んでいる状況も警戒感。
人民銀行の対ドル基準値設定なども要注意。

<h2>【本日の戦略】押し目買いも</h2>

デイトレならば106円ちょうど近辺は押し目買いも
105円80銭割れでは売りに回りたい。
106円台半ば手前が重くなるようだと売り。ただ、この辺りも勢いを確認したい。
流れはまだ下方向とみている。
要人発言一つで雰囲気が変わるだけに要注意。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅

山岡和雅

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶ(現ミンカブ・ジ・インフォノイド)グループに入り、現在、MINKABU PRESS 外国為替情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」すばる舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香ビジネスなど メールマガジン「外国為替ディーラーの心の中」( https://www.mag2.com/m/0000094647.html )を毎営業日朝に好評配信中