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中国経済指標結果を受け円買い優勢_11/02

【著者】

雇用統計待ちか

金曜日の海外時間には、黒田日銀総裁の会見を受けて円買いが強まる場面もありましたが、原油相場が上昇したことなどからドルが買い戻されました。その後週末に発表された中国経済指標が弱い結果だったことから円買いが強まっています。

欧州時間序盤、日銀の黒田総裁が会見を行いましたが、物価目標達成の時期を2016年度前半から後半に後ずれさせたにも関わらず「物価の基調は着実に改善している」「(追加緩和せずとも)中央銀行としての信認は崩れない」などと追加緩和に後ろ向きな発言が続いたことから円買いが強まって、ドル円は120.60円台まで、ユーロ円は132.50円台まで下落しました。その後各国株価が下落する中米長期金利が低下したことから全般的にドルが売られ、ドル円は120.20円台まで下落幅を拡大しユーロ円は132.40円付近まで下落、ユーロドルは1.1020付近まで上昇しました。

NY時間にかけて、米長期金利が反発したことからドル円は120.70円台まで、ユーロ円は132.90円台まで反発しました。その後米長期金利が反落する中、発表された・10月ミシガン大学消費者信頼感指数が予想よりも弱い結果だったことからドル売りが強まって、ドル円は120.30円台まで下落し、ユーロドルは1.1070台まで、ユーロ円も133.30円台まで上昇しました。

NY時間午後にかけては米長期金利は一段と低下しましたが、原油相場が上昇したことからかドル買いが強まって、ドル円は120.70円台まで上昇し、ユーロドルは1.0980台まで、ユーロ円も134.50円台まで反落しました。

週末に発表された中国の経済指標が予想よりも弱い結果だったことなどから、週明けの東京市場では日経平均が下落する中円買いが強まっています。

今日の海外時間には、ユーロ圏・10月製造業PMI、英・10月製造業PMI、米・10月ISM製造業景況指数、米・9月建設支出の発表があるほか、ウィリアムズ・米サンフランシスコ連銀総裁の講演が予定されています。

今週は、金曜日に米雇用統計の発表があります。先週のFOMC声明で「次回会合でこのターゲット・レンジの引き上げが適切になるかどうかを判断する上で最大限の雇用確保と2%のインフレ率に向けた進展を精査する」とされたことから、今週金曜日に発表される米・11月雇用統計が10月分に比べどの程度回復しているのかに注目が集まっています。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト